messiのいなくなったバルセロナに、怪我で三度も手術をしたアンス・ファティが戻ってきた。希望の星。
復帰直後にゴール
何しろ丁寧に怪我からの復帰をさせたいFCBなので、プレイ時間も徐々に増やして行くというプラン(当然ね)。で、今回は後半80分で投入。10分程度やらせてあげるって訳です。2対ゼロで勝ってるし丁度いい。
そして、ゴールを決めちゃうすごさ。やっぱり持ってる人って持ってるんですなぁ。
10番を継承
バルサの十番といえば、ずーっとずーーーーーーっ!とmessiが付けていた背番号です。その前は、ロナウジーニョとかリバウドとか、モンの凄い「クラック」たちが付けていた背番号。
で、messiが退団したことにより、10番が空いた。暫く使わないという説もあったが、聞けば、ラ・リーガで「使わないとならない」というのに近い決まりがあるらしく、そうなると「さあ誰がつけるの?」って事だったようだ。
で、コウチーニョか? という案も勿論あっただろうけれど、そうはならなかった。ただでさえ高額移籍した割に活躍出来ていない「穀潰し」印象が強いコウチーニョなので、これ以上プレッシャーを与えるのはよくない。ということで、彼ではなく(実際に打診して本人が断ったのかもしれない)、さあ誰なんだろう?って思っていたら、なんとビックリ。アンス・ファティだった。
確かに、アンスは、messiよりも若くしてトップチームデビューを果たし(messiの17歳もビックリだったけれど、アンスは16歳でデビューした)、バルサのホーム「カンプ・ノウ」で最年少ゴールを決め、CLでも最年少ゴールゲッターとなり、怪我前だけでも数々の伝説を作ったっちゃあ作った人。ただ、「さあ、これからが楽しみだ!」という矢先に怪我して長期離脱してしまった。もの凄く残念だった。もっともっとmessiと一緒に走り回っている所を見たかった。まじ悔しい。
そっからようやく戻ってきた。ああ、長かったぁ。ジョルディ・アルバ、デンベレ、クン・アグエロ、ブライスウェイト、ペドリ、攻撃陣のけが人が大勢居るFCBでは、もう選手のやりくりが大変でしょうがない。
先日は、センターバックのピケをFW扱いにしてたし、右が専門のデストを今や当たり前のように左で使いまくっているし、加入した瞬間からルーク・デヨングを使って戦ってるし、もはや、頭数さえ揃えられず、登録メンバーに3席空きがあるというよくわかんないチームになっている。まるで笑えない。
だから負けても仕方ないと解っちゃいても、惨めな敗北や引き分けを繰り返して、我々クレは沈鬱な気持ちで泣きそうだった。そこへ来て、アンス・ファティの復帰はとても嬉しい話題。
しかも、ゴールを決めちゃうすごさね。ああ、クレで良かった。このゴールで大声を出さなかったバルサファンはいないでしょうな。感動しなかったファンはいないでしょうな。
今夜は、ペップ率いる「マンチェスターシティ」と、messiが移籍した「パリ・サンジェルマン」の対決。因果ね。録画でしか見ないけれどね。
アンス・ファティの未来
アンスはどのぐらい伸びるのだろう?
messiのように、あそこまで強くなれるのか? それは難しいとは思う。あのmessiほどの負けず嫌いな性格は持ち合わせていないように思える。messiも若い頃は怪我に泣かされたが、二十代半ばからはほとんど怪我しないようになっていった。色々凄いね。太股どんどん太くなっていったし。そのうち右足を使うのも左と遜色ないぐらいに上手になって(マジすげー)、最終的には、フリーキックも大得意になっていた(不得手の印象が強かった)。そんなオールマイティなmessiのような成長に次ぐ成長を続けるかどうかはまだまだ解らない。
それでもやっぱり、今は、アンス・ファティに夢中!! そんなバルサファンばかりの筈。頼むぞ、アンス!