お金を稼ぎすぎると、なかなかややこしい事から逃れられなくなる、というのはあるようで。メッシもその例から漏れなかったという悲しい現実。
そもそも、どうして、バルセロナとメッシは(去年とは違って)相思相愛だったにもかかわらず、契約締結に至らなかったのか。本当に、ラ・リーガの厳しい規約の縛りだけなのだろうか? だとしたら、それは解っていた筈だから、なんだかおかしい。
もはやパリに移住も移籍もしてるメッシなので(もんのすごい早さ)、この件についても自分の中でとっとと消化しなければいけない事で、尚且つ早く「要点」だけ押さえて(要は誰が要注意人物なのかとか)忘れてしまった方がいい話でもある。
総括すると、お金を生み出しすぎる大スターとなった為に、このような悲劇に至ったというのは一つの要素だ。シナリオや戯曲、ドラマを書く時にプロット、シノプシスとまた別に箱書きってのをするんだけれど、その一つの手法でキャラ毎にそれぞれの時系列で並べてみる。
メッシ
まず、本人。去年の段階では、前会長バルトメウのバカ経営によりとんでもない状況になったので、辞めたいとブロファックスで申し入れた。が、コロナで「もうすぐ始まるから駄目だよ」とウソをつかれて、心のクラブと裁判は出来ないから、と残留を決意。だが、新チームで気持ちを取り戻し、バルトメウの不信任決議も通り、新会長も決まり、チームも惜しい所まで進んだ為に、バルサを辞めるという選択肢はなくなった。
まぁ、明らかに楽しそうにプレイするようになったからね。それはみても解る。
だが、コロナで状況が悪い事も知っているので、年俸50%ダウンの要請を受けて「オッケー」した。それにより新会長ラポルタは感謝して、それで話をまとめられるように頑張ります!ということだったのだろう。
リーガは終えたが、そのまま欧州ではユーロ2021があり、その地球の裏側でメッシは、コパ・アメリカを戦っていた。そこでアルゼンチン代表としてしかもキャプテンとしてA代表初の戴冠。やったぁ!
その後、イビサ島でバケーション。そのままバルセロナに戻って「契約書にサイン」して練習合流の予定。このバケーションには、ルイス・スアレス家族、セスク・ファブレガス家族も一緒。楽しそうなメッシは見ていて本当に和む。だが、我々には一抹の不安があったのは事実。「クラブはファイナンシャルフェアプレー、大丈夫なのか?」
で、バルセロナに戻って契約するつもりでラポルタ会長に会ったら、リーガの規約で全てが駄目になってしまった、と告げられ、呆然自失。えええっ?! そのまま「契約は結べないので、近々、会見を開くが、僕と一緒にやるかい?一人でやって欲しいけれど」みたいなことを言われ。その日は何がなんだか解らないまま、ショックを受けたまま帰宅。それから「バルサをやめるのか、俺は」という思っても居なかった事実を受け止めきれずに、「挨拶」を考えるが何も浮かばないまま当日を迎え、号泣会見となり、全世界のメッシファンの涙を誘う。
登壇した瞬間に涙が零れ、かぶりつきにいる妻からハンケチを渡され、涙を拭ってから必至に挨拶。喋り終えて、質問に移る際に、万雷の拍手。立ち上がる選手や会長。関係者。鳴り止まない拍手。妻が椅子に座ろうとするまで延々と続いた。拍手しながら、ジョルディ・アルバらは涙を浮かべていた。この拍手の中でメッシも堪えきれず、嗚咽。号泣。
この会見では、PSGに決まりか? に対しては「候補のひとつ」と答えていた。つまり父親(兼代理人)のホルヘ・メッシが話を裁いているので、メッシは複数のクラブから「退団」が発表されてからお誘いを受けている事だけしか聞いていなかった模様。
だが、翌日には、パリに渡り、マルケツ。ホルヘ(父)はバルサに戻った時に「メッシはパリに行くのか?」という問いに「そうだ」と答えた。
で、マクロン大統領に迎えられ「ここはパリです」と書かれたtシャツを着てファンに挨拶。
ラポルタ会長(FCバルセロナ新会長)
会長選挙で「メッシとの契約延長」を公約に掲げていたラポルタ、当然の如く、メッシとの再契約を確実なものにする為に、動いていた筈。そのために、メッシとアルゼンチン代表で仲良しのクン・アグエロを補強で獲ったりしていた。
そして、メッシが50%オフを受け入れてくれたので、あとは帳簿面でしっかりなんとかすれば! という所まで行った。
だが、50%をメッシが受けてくれたとしても、それでもまだファイナンシャルフェアプレーには届かない。
このファイナンシャルフェアプレーというのはラ・リーガの規約で、収入の70%までしか選手のサラリーを出してはいけないという決まり。コロナで収入が激減したので、バルサは選手サラリーが110%となっていて、さらに減らす必要があった。そのため、重鎮ピケたちに減給の相談を持ちかけ、それぞれからそれなりに協力してもらうようにはなっていた。中には、バカな新人選手とかが「年俸アップ」を要求して、今シーズン干される事が決定してるヤツとかもいる(イライシュ・モリバ)。
だが、このファイナンシャルフェアプレー(FFP)をクリアにできる要素は、ラ・リーガ(テバス会長)から用意されていた。それは、ラ・リーガ(スペインリーグ)とCVCキャピタルパートナーズとの契約合意だ。リーガは、この投資ファンドと合意していた。だが、バルセロナとレアルマドリーは、「チームの合意なしに進めるのはざけんなよ」と反意を表明。バルサとレアルとしては、少ないチームだけが盛り上げているのに、その放送権の10%を未来50年に渡ってCVCにピンハネされるのはわりが合わない!と。
その50年におよび10%マージンを取られるのに、今大金貰っても、均したら「割が合わないし、そんな先のことまで今の段階で決めるのはクラブにとって大損だ!」ということで反対していた。
だが、バルサのラポルタは、これを飲めば「大金が入る」ので、収入が増えて、FFPをクリアして、メッシと再契約が出来る(メッシは6月末に契約が切れている)! として、7月中旬にリーガのテバス会長と夕食をともにした時は「快哉をあげていた」。
なのに、メッシと契約の当日とも言うべき土壇場に、契約書まで用意していた段階で、「話は全てなしになった」とメッシ(と父ホルヘ)に伝えた。そして翌日会見を行い「例え世界最高の選手であっても、クラブの方が上だ。未来50年のクラブを差し出すことは出来ない」と言っていた。
そして、そのまま夏休みに入っていった(なんだそりゃ)。
ラ・リーガのテバス会長
もともと、テバス会長はレアルマドリーの会長ペレスと仲が猛烈に悪い。なので、レアルが「CVCとの契約」に難色を示すのは解っていた。だが、コロナの不況と大ダメージを考えれば、それぞれ受けるだろうとも踏んでいた。が、レアルとバルサはNOを突きつけた。だが、放映権をチームに均等に割り振るのではなく、バルサには○%、レアルは○%、アトレチコ・マドリーは○%、とチームの人気度や功績などに合わせて、割り振る金額を変えるなどの交渉は進められる状況にあったらしい。そして、それを進めていく上で、レアルのペレス会長はひたすら「NO」と言っているが、メッシと再契約したいバルサの新会長ラポルタは「だったら、メッシと再契約が出来る!」とテバスと夕食の時に喜んだ。
なので、急に「クラブを差し出すワケにはいかない」とメッシとの契約が出来ない事を会見するという流れになったので、「ええ???」と驚いて、Twitterなどで「え? ラポルタは72時間前までは、この(CVC)の話に乗り気だったのに。一体何が起きたのだ?」と腑に落ちない様子。
別の機会には「私とは7月に会談をして、その時は『これでメッシと契約出来る』と喜んでいたよ。それきり直接詳しくは会っていない。ただ、誰かさんとはちょくちょく会っていたらしいがね」と言っていた。この誰かさんは誰か?
レアルマドリーのペレス会長
ラ・リーガのテバス会長とレアルマドリーのペレス会長の仲が悪いのは、リーガの成長が頭打ちになっていることに対するレアル側の怒りがある。レアルマドリーとバルサはこんなにもメガクラブになっているのに、リーガそのものは、イングランドのプレミアリーグのように「全チームがそれなりに強くて人気がある活況を呈してる」という状況になっていかないのは、ラ・リーガのテバス会長の腕が悪いからだ、とペレスは思っている。実際バルサも思っている。
テバス会長としては、それをPremiereリーグのように盛り上げて行く!という目的でCVCとの契約合意をしていたのだが、二強は「自分たちだけが損するだけじゃん」という自分たちの人気がそのままリーガを盛り上げることにつなげられるだなんて冗談じゃないぜ、というのもあった。
それともう一つ。大きな話がある。それが、欧州スーパーリーグ構想だ。
レアルマドリーのペレス会長が欧州スーパーリーグ(SL)の会長も兼務している。この構想は、FIFAとUEFAと別に、SLというのを作って、ヨーロッパの強いチームが20集まって、リーグを展開するというもの。それをペレスは立ち上げようとしていた。
これの目的は、ビッグクラブは、自分たちが「勝ち上がりたい」という事を理由で頑張るけれど、それによりUEFA(チャンピオンズリーグやユーロを司る)を儲けさせているだけであり、馬鹿馬鹿しいと感じていた為に、自分たち(チーム)がリーグを作って、金儲けを出来るようにしようという目論見。
だが、UEFAが怒って、参加を決めていたプレミアリーグの6チームなどは全部撤退。構想は完全に頓挫しつつある。だが、今、レアルマドリーとバルサだけはまだこの構想を持ち続けていて、隙をうかがっている状態。
ラ・リーガのテバス会長も勿論、このSL構想には反対で、それもレアルのペレス会長との不仲に繋がってる。
そして、このレアルのペレス会長は、バルサのCEOと二人で、ラポルタを説得して、メッシとの再契約を諦めさせたとされている。
ペレス会長とバルサCEOから説得されたことで、ラポルタは「急遽、メッシとの再契約の話」をなしに翻意したのだ。
では、なぜ、バルサの永遠の天敵マドリーのペレス会長がバルサの会長の大事な決断に関与出来るのか? それは、SLにある。欧州スーパーリーグを進める上で、レアルのペレス会長にとっては、バルサが「SL撤退」することは「四面楚歌」を意味する事で、なんとしても避けたかった。
ペレスとしては、メッシと再契約することは「CVCに合意」と同義なので、イコールバルサがSL軽視!へと繋がる。CVCと合意は、SLとは相容れないものであり、SLを成功させたいレアルのペレス会長は、ラポルタ(つまりバルサ)にCVCと合意されては困るのだ。
その強弁により、ラポルタが翻意した、とされている。だが、待てよ。どうして怨敵レアルの会長にバルサの世界最高選手との契約の話にまで口だしされないとならないのだ?
そこで出てくるのがこの人物。
バルサのCEO「フェラン・レベルテル」
FCバルセロナのクラブ規約には、会長選挙に勝利した候補者とその陣営は(スポーツ法に従い)当選から10日以内にクラブ予算の15%にあたる額の担保書類をラ・リーガに提出するべし、というような規定がある。これをなんとか調達してくれたのがフェラン・レベルテルCEO。
新キャラ登場です。バルサには会長(ラポルタ)とは別にCEOがいます。それがフェラン・レベルテルという人物。猛烈なる曲者。
この男は、ペレス会長と懇意である。仲良しなんだな。つまりこのフェランとペレスが「SL」を立ち上げようと躍起だ。だが、ラポルタが会長なのだから、CEOがそれほど偉そうに出来る筈もないのでは? と思うが、そうではない。
まず、ラポルタ会長が会長選で当選した時に、現金を用意しないと、そしてそれを担保しないと、ラポルタの会長就任が「決まらなかった」のだが、それを助けたのがこのフェランCEOなのだ。会計監査を担当していた辣腕が、ラポルタ就任の後に、「この男がCEOになるなら辞める」と辞退したという騒動があった。
だが、フェラン・レベルテルは、ラポルタを会長に座らせる為に必要な白馬の王子様を二社用意して、金を現金を都合つけたのだ。それにより、CEOの座に座れる事になったのだ。だが、このフェランという男の性格をよく知る部下たちは「冗談じゃない」と「レアルのペレスと仲良しなヤツとなんてふざけんな」と。だが、ラポルタとしては、会長になるのに絶対に必要だった現金を用意してくれた者をCEOに座らせないワケにはいかない。もっといえば、当選した自分がこのフェランを嫌がって辞める!と言い出したら、それこそ大好きなバルサがグチャグチャになってしまう。それは避けなければ!ということで、その後のフェランの強権発動を許すようになっていく。
このフェランCEOとレアルのペレス会長が、ラポルタがメッシとの再契約を進めようとしていた所、「ちょと待て。選手も売れてないのに、メッシと再契約なんてしてるんじゃねぇよ」「CVCに合意しちゃったら、SLどうするんだよ、バカものが」と煽られ、
とある人の証言によると「フェランにCEOの座を降りるぞ」と脅されて、メッシとのお別れに翻意した、らしい。この「とある人」というのは、
ジャウメ・ジョピス(元バルサ職員)
最後の登場人物です。ジャウメ・ジョピス。この人が全てをバラした。バラしたけれど、メッシをギリギリの所で取り戻す事まではいかなかった。非常に残念。
まず、このジャウメ・ジョピスは、バルセロナのスタジアム&練習場の改修計画「エスパイ・バルサ」の委員会メンバーだったが、同クラブのジョアン・ラポルタ会長がメッシ退団を防ぐために適切な手段を講じなかったことを指摘して辞任していた。
そして、辞任した事により、堂々と発言出来るようになったので、いくつかの事を暴露した。個人的な解釈もありそうだが、会計監査を担当した者が辞退した程、CEOが問題ある曲者である感じは信憑性がありそうだ。
CVCは言われているように禿鷹の投資ファンドではない。誠実なファンドだよ。確かに最初の契約については、ラポルタ曰くバルセロナの今後50年の放映権収入を抵当に入れなければならないために受け入れなかった。しかしCVCとは交渉の余地を残しながらも、交渉すらしなかった。ラポルタを説き伏せたのはフェラン・レベルテル、バルサの新しいCEOだ。彼がフロレンティーノ・ペレスと取り組むスーパーリーグのプロジェクトがあるために、CVCと契約は結べないと言ったんだよ。レベルテルは以前からフロレンティーノ・ペレスと友好関係を築いており、彼ら二人でラポルタの考えを変えてしまった。驚くべきは、市場が閉鎖するまで、まだ25日もあったということだ。解決法を探す時間はまだあったのに、それにもかかわらずメッシ、CVCとの交渉を否定するなど……。
フェラン・レベルテルという人物の言葉
「新しいCEOはずいぶんと幅を利かせている。あらゆる契約書のサインが会長ではなくあのCEOを通す必要があり、ラポルタにCVCと契約を結べば辞任すると脅していたんだ。ラポルタはCEOの重圧を受け、さらにフロレンティーノからも説得された。彼ら2人でCVCと契約を結ばず、メッシを追い出すようラポルタを説得したということなんだよ」
そして、こうも言っている。
これはフロレンティーノ・ペレスにとっては完璧な解決法となる。レアル・マドリーがムバッペを補強するためのね
つまり、こういうことだ。ペレス会長は、フェランCEOと一緒に「SLで儲けようぜ」と持ちかけているし、それを理由にフェランと二人でラポルタを説得して「メッシ再契約」を頓挫させた。しかし、ペレスとしては、
- SLで四面楚歌にならない為にラッキー
- バルサがCVCに合意しちゃう所だったぜ、アッブネー!
- メッシと再契約するとまたバルサが強いままだからラッキー!
- メッシがパリに移籍すれば、パリのムバッペをレアルが獲得しやすくなるぜ、うひゃほー!
と言うことだ。全てはレアルマドリーにとってプラスでしかない。ペレス会長にとっては、バルサのCEOフェランなんてどうでもいい。SLを立ち上げる一つの要素、使いぱしりのようなものなのかもしれない。
つまり、バルサの新体制は「怨敵マドリー」に管理されているという怖い事態とも言える。
まもなく合意
だが、これにはまだ話の続きがあるのも事実。メッシはパリと契約したし、それにより今後マドリーに来たがっているムバッペを獲りやすくなったのも事実。リーガの売り上げが下がるのでテバス会長の立場も追いやられる可能性もある。そこが脆弱化すれば、レアルのペレス会長が進める欧州スーパーリーグ構想も具現化していく可能性がある。ラポルタは完全にCEOの言いなりなので、バルサそのものは「自由に操れる状態に」ある。
ここまではレアルマドリーのペレス会長の思うつぼ。まんまとSLの他チームの即時撤退のダメージをギリギリの所で支えきったような所がある。
しかし、CVCの合意は、近々決まるだろう。とされている。
まず、CVCとラ・リーガは合意していた。が、それでも「各クラブ」との合意が必要だった。そのうち、レアル・マドリーとバルサと、アスレチック・ビルバオ、アトレチコ・マドリーが反対していたが、アトレチコ・マドリーは賛成派に切り替わった。
過半数を遙かに超えてCVCキャピタルパートナーズとの連携にはクラブの合意が得られるので、CVCとラ・リーガの結婚は、もはや時間の問題。おそらく明日ぐらい。
ということは、、、、、ですよ。
そうです。なんの為に「メッシを諦めたのか?」って話になってくる。それは、シンプルに、ペレスの言いなりのCEOバカフェランがラポルタの為の現金を用意してきちゃったことにあり、それによりラポルタは意見が言えずに、ペレスがフェランを二人羽織のように使って、バルサを操れるような地獄がこれから待っている。のかもしれない。
確かに、ラポルタの言うように、無理に再契約するよりも、経済状況は健全化するだろう。CEOの力もちゃんと発揮された形で、健全なるチームに戻っていくことは早いほうがいい。だが、失うモノが大きすぎて、クレのメンタルはグチャグチャだ。
勇気ある決断と言えなくもない。だが、ペレスの言いなりってのが何しろ気に食わないし、ラポルタ会長が「会長でありながら、CEOの顔色を見ながら」でないとクラブの取り回しが出来ない「お飾り会長」になっていくのが恐ろしい。
岡崎慎司のマラガ問題
記憶に新しいのは、我らが岡崎慎司が「マラガ」に移籍した時に、ラ・リーガが定める選手年俸を超えていた為に選手登録が出来ずに、入団したのに一ヶ月後に契約解除となった。つまり選手として岡崎はマラガでピッチに立っていない。
メッシと再契約していない今の状態でも、あと数日間の間に、まだまだ選手年俸を下げる作業をしていかないと、新規加入選手のメンフィス・デパイとも、エリック・ガルシアとかも選手登録出来ない状態にあるのが今のバルサだ。
そうやって考えると、CEOが「お金はなんとかするから、メンフィス・デパイ獲りなよ! エリック取り戻しなよ!」とせっついて「そうかい、ありがとう、じゃあ交渉してくるね!」とその気になって、4人も選手を獲得してしまったのも、全てはレアルのペレス会長の「そうすればメッシとの再契約は出来なくさせることは簡単だぜ。けけけ」というほくそ笑む事が出来る要素だったのかもしれない。
勿論、メッシに契約延長(正確には再契約)させる為の強化であり、必要なチーム状況ではあった。しかし、メッシをパリに獲られて、バルセロナ市の納税額もガクンと下がるし、スペインとしてもダメージは大きい。数兆円規模の経済損失らしいし。つまり、リーガはじり貧、バルサは大ダメージ、パリはウハウハ、レアルもウハウハ。そんな形で勝ち負けハッキリのマネーゲームです。
映像はどちらも見ても悲しい
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イニエスタの言葉
アンドレス・イニエスタ「驚きというのが正しい表現かは分からない。レオはもう長い間、バルサをまさしく代表する選手だった。それでも生きていれば、状況が物事の行く末を決めることがある。内部の事情は分からないが、みんな何とかして受け入れなくてはならない」
アンドレス・イニエスタ「選手として、彼はすべてを超越していた。あんな選手は見たことがないし、これから目にするとも思えない。これだけ長い間、あれだけのことをしてきたわけだからね」