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大場電気鍍金工業所(つげ義春)

これまたサイコーの漫画を読み終えた。

ちくま文庫

「ねじ式」が、あまりにも有名だが、はて、他の漫画って?と思って、いくつか調べてこれを購入してみた。

ステイホームだと、すぐにネットでポチっちゃいますね(汗)。でも大正解。

大場電気鍍金工業所、やもり

というタイトルの漫画。文庫分サイズ。じっくり読める。持ち歩ける。

もはやバンドデシネ風だし、グラフィックノベル風だよ。

青春

あとがきを読むと、つげ義春の青春そのものを映し鏡のように描いた作品のようだ。勿論、全部がそのまま事実というワケではあるまいが。

漫画は、主人公が統一されていない、短編集。

だが、それぞれ串刺しにされている物がハッキリと見える。

青春だ。そして苦悩。ヒリヒリする感覚。

これらが全編通して感じられて没入感凄い。昭和生まれの僕にはたまらん。

大塚

大塚が出てきた。「へぇ、大塚にアパート借りてたんだ」
舞台となって少し嬉しい僕。「池袋まで来たからさ」

しかも、その物語がこれまた悲しい事悲しい事。

まぁ、全部苦しいんだけれどね。ねじ式だと思って読んじゃダメです。

ある楽曲を大好きになって、そのミュージシャンの担当ラジオ番組を聴くようになる。

ということがあるとしたら、そのある楽曲が「ねじ式」であり、担当ラジオ番組が「大場電気鍍金工業所」だ。

激賞します。

今日の結論。

青春ってヤツは、とてつもなく苦しいんでさぁ

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。