ウディ・アレンのロリコン話はその後どうなったのかを追いかけてみた。
ロリコンだった
ウディからの性的虐待を告発しているディランは、ミア(ミア・ファロー/1980年代にウディの交際相手)が1985年に迎え入れたテキサス出身の養女。ディランが2018年に米CBSの『ディス・モーニング』のインタビューで語った内容によると、ウディによる性的虐待が行われたのは1992年の8月4日。ミアがコネティカット州に所有していた別荘に家族とともに滞在していた当時7歳の彼女は、ウディに屋根裏部屋に誘われたという。ウディから腹ばいになって兄の機関車型のおもちゃで遊ぶように言われたディランがその言葉通りにすると、近くに腰を下ろしたウディに指で陰部を触られたとその時の体験を振り返っている。
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どうやら、ロリコンであったようだ。
交際相手の養女に暴行
そもそも、どうかしてると思われるのは、交際していた女優のミア・ファローの養女にちょっかいを出している点。
ミア・ファローはご存じ大女優。オーメン、華麗なるギャッツビー、ハンナとその姉妹、ローズマリーの赤ちゃん、カメレオンマン等など。
そのミア・ファローは実子も数人、養子も二桁いる。その養子に手を出したのがミアの交際相手のウディ・アレン。
結婚したのも、ミア・ファローの養子
そして、ウディ・アレンの妻も、ミア・ファローの養子。ロリコン問題再燃のきっかけとなった養女とは別の養子の人。スン・イーという名前で、今はウディ・アレンの妻。
そして、この妻が、ロリコン告発は「ミア・ファローの作り話ででっちあげ!」と語って、ウディ・アレンを擁護し始めた。
ミア・ファローと養女との微妙な関係
ミア・ファローはスターなので、養子をとって、やしなっている。それはとても素晴らしい事。だが、その養子の中にも「好き嫌いがあった」ようで、ウディの妻のスン・イーはミア・ファローからいじめられていたらしい。それを告発して、
ミア・ファローが悪い、彼女の作り話だ、と反論。
養母を敵に回すウディの妻
そのウディの妻の反論に加勢する元養子(男性)も現れ、泥沼の様相を呈している。ミア・ファローは確かに養女に好き嫌いがあったようだ。おもちゃを投げつけたこともあったようだ。しかし、
実際に、ミア・ファローが養子として養っている若き女性をウディ・アレンが妻にした事は事実だし、年の差もとてつもない。
そして、スン・イー(ウディ・アレンの妻)も、「自分は成人してからウディと関係を持った」と宣言して、自分もロリコン変態の餌食になったワケじゃない!と反撃に出た。夫の擁護に鼻息荒い。
で、どうなってるのかというと、
まぁ、もめてる段階なのだろうけれど、実は既に、ウディ・アレンは決定的に社会的制裁を受け始めている。
ウディは一貫して疑惑を否定しているものの、映画界からは彼に対して厳しい目が向けられるように。疑惑の再燃を受け、これまで過去40年以上に渡り毎年1本ずつ監督・脚本作品が公開されてきたウディだったが、2019年に公開予定だった女優のセレーナ・ゴメスや俳優のティモシー・シャラメら話題のキャストが出演した『ア・レイニー・デイ・イン・ニューヨーク(原題)』がお蔵入りに。
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こんな具合。セレーナ・ゴメスとティモシー・シャラメは、
『ア・レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』の出演料を上回る額をセクハラや性的暴行の被害者を支援する複数の団体に寄付し、ティモシーも出演料を全て慈善団体に寄付したことを発表した。
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ということ。つまり、ハーヴェイ・ワインスタインのように、完全に、アウトの段階まで落ちきっているということ。
作品に罪はあるか?
前にも書いた通り、作り手の不祥事は、作品の印象に影響するかどうかという話を考える。難しいのは、ドラマか音楽かという点もある。絵画か演劇か、とかにもよる。不祥事の内容と程度にもよる。
僕は、井上ひさしの奥さんが氏の家庭内暴力DVを赤裸々に語った本を読んだが、それでも、井上作品を嫌いにはなれなかった。実際、そのDV夫の作品で「こまつ座」で儲けていたのが奥様だしね。舞台監督とねんごろになったしね。
ピエール瀧の件で、電グルを嫌いにはならないし、俳優の不祥事で作品を嫌いになる事もこれまでほとんどない。勝新太郎なんかまさにそう。
でも、この件は少し様子が違う。自分の中でもまるで整理がつかない事だけれど、ウディ映画を純粋に楽しめなくなってしまった。もう見ようという気持ちにならなくなった。ワインスタイン映画はその後も見ている。「その名を暴け」を読んだ後でも、見ている。実際に面白いと思う。それはワインスタインがプロデューサーだからだろう。
ウディは作品の源だし全てだ。そして内容が内容であり人間ドラマ。恋愛ドラマ。となると、どうも嘘っぱちに思えて鑑賞しようと思えなくなった。
なんだろうなぁ。ピエール瀧は「騙された」という感覚がないけど、ウディには「今まで騙されていた」という感覚がある。
要は、受け止める側の生理的な問題なのだろうなぁ。
実際問題、日本でもそうだよね。
実際、アホの坂田がウグイス嬢の太ももを触っていた事は笑える
橋下徹がコスプレをさせていたのは笑える
陣内なにがし(芸人)の女性問題も笑える
かのうえいこうの複数恋愛も、まだ笑える
でも、渡部サンのトイレは笑えない
そういうことかなぁ。
なんだか、自分の中で一貫性がないようで少し自己嫌悪でござる。
※画像も「FRONTROW」のを貼り付け引用です。
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