今日、感動したのは、婦人警察官がパトカーでパトロール中、踏切で、車椅子の車輪が線路の隙間にハマってしまって危険な状態に陥っていた男性を、電車が走ってくるスンデの所で助け上げた映像です。
ドラマのように助ける
迫り来る電車が見えているにもかかわらず、助ける勇気。感動的。そして、本当に間一髪で助かってる。スゲー。危うく大惨事。ああ。怖い。
車椅子の車輪がハマる、といえば、「男たちの旅路」の有名な一話「車輪の一歩」が思い出される。この鶴田浩二、水谷豊のドラマはとても骨太で子供の頃に見て感動してたけど、この車輪の一歩はamazonプライムでもu-nextでも見られない。
そう。「トルコ風呂」という単語が出てくるからなんだね。でも、この回が一番感動的で切なくて。
京本政樹、斉藤とも子、とかが車椅子の若者。その中に斎藤洋介さんもいる。あの受け口の個性派俳優さんね。僕の中では、その後の活躍よりも、「車輪の一歩」の印象が全て。
車椅子で生活する中、斎藤洋介さんが親に言う。
俺、一度でいいからトルコ風呂に行って見たいんだ。
母親「あんた、何いってんの」
俺、こんな体だろ。普通に女の人とおつきあい出来るとは思えないから。だから、一度でいいから、トルコ風呂に行ってみたいんだ。行かせてくれないかな? 行って見たいんだ。
それを見て、酒飲んでいた親父が財布を出して奥さんに「おい、これで行かせてやれ」。
「え、だってアンタ、このお金は」
「いいから。行かせてやれ」
そして、斎藤洋介分する車椅子青年はトルコ風呂に行く。だが、どこへ行っても、門前払いをされてしまい、鼻で笑われる。ポン引きに追い返されたり、トルコ嬢(ソープ嬢)に笑われてつまみ出される。挙げ句に、お金を取られて道へ放り出され。
そして、泣きながら、家に帰る。家では、固唾を呑んで待っていた父母がいる。
「あんた、どうだったの?」
と母親が尋ねると、斎藤洋介分する車椅子の若者は答える。
良かったよぉ。とっても良かったよ。気持ち良かったぁ。サイコーだったよ。はははははははっ!
そうかぁ。それは良かった。いやあ、良かった良かった。と喜ぶ父親。
「おい、母さん、酒もってこい! これでお前も一人前の男だなぁ」
「まぁね。ははははは」
こういう下りがある。子供心に切なすぎて涙を禁じ得なかった。
ドラマなのに助けられない
その「男たちの旅路」の「車輪の一歩」の回でも、車椅子仲間で散歩している時に、斉藤とも子の車椅子の車輪が踏切の隙間にハマって動けなくなるシーンがある。
それは、車椅子仲間は「車椅子なので」それを助けられない。別の健常者がそれを見つけて助ける。それにより「俺たちだって、普通に生活する権利がある」なんて嘘っぱちだ!と気持ちが凹み複雑な心境になる。
この男たちの旅路は、老人の生活を描いた「シルバーシート」と、この障害者の青春を描いた「車輪の一歩」がとりわけ有名。
だが、人を殺す警察官がいるのもアメリカ
ドラマさながらの救出劇を地で行くのが映像の婦警さん。圧倒的ヒーロー。女性だからヒロイン。
だけど、そんな素敵な人がいる中、クソみたいなポリスマンもいる。ビデオゲームみたいに、即パンパンと銃を撃って殺す警官。
今、日本は自由過ぎるが故に、コロナに関しても、国民に厳しく出られない、なんて言われ方をしてる「平和が邪魔だ」みたいな意見もある。でも、ピストルに関していえば、警察官しか持てない!って言うのも(正確には猟師とかも持つけど)、平和が故の事。銃に関しては、本当にこれでいいと思うよ。