コンクラーベで、新ローマ教皇がアメリカ出身という事実を「話題」にするのは、決めつけ差別でしょうか?
表記すること自体が必要か?
これについては、表記する必要があるのかどうかがよく問題視されますよね。例えば、○○国籍の男が犯人、というのは、それはまるで
- ○○国の人が悪いことばかりをやっているような印象を与えかねない……という問題を大きく孕む、しかし、
- まさか○○国の人が悪いことなんてするワケないのに、なのにこの人が犯人だなんてビックリだよね!という特別視を促す要素……という見方も無理矢理ではあるが出来なくはない。
でも、大抵は、前者を睨み、閉口しちゃうワケよね。では表記しないとどうなのか? もはや何者だかまるでわからない人が罪を犯したという事でしかないので、
誰かが誰かを刃物で襲いました、
みたいなことにしかならず、地域を言えばその地域の人は多少気をつけるだろうがそれ以外は、大した警鐘にもならず。なのでは?だから、表記が必要か?と。
アメリカ教皇の予想される今後
では、アメリカ出身者の教皇が生まれたことで、予想されることは。と考えてみた場合。
- バチカンとアメリカのつながりが太くなる
- カトリック教会とアメリカ政府の協力体制
- メディアリテラシーの高い米国人だとメディア対応などで期待できそう。
勿論、アフリカとか南米とかから「どうしてアメリカ人なんだよ!」という不満も噴出するでしょうけれどね。つまり「アメリカ出身者で初」を謳う報道はそれを意識せよ、ということなのか? と勘ぐるが、そうではない。報道の人ってそこまで考えてない。影響力よりも、何が「ニュースとしての形」をなしているかぐらいしか仕事の範囲と思っていないからなぁ。
初のブラジリアン以外のセレソン監督
サッカーブラジル代表のことをセレソンと言いますが、このセレソンの監督を、初めて! ブラジル人以外の監督が担当するということになりました。レアル・マドリーの監督を今勤めているイタリア人監督「カルロ・アンチェロッティ」です。
ということは、マドリーの監督はやめるワケですね。まぁ、今季のマドリーの体たらくをみれば当然のこと。バルサに4タテ食らってますしね。銀河系はあくまで雑誌の表紙。核心は中盤、ということを世界に知らしめた悪い例の良い見本となりましたね。クロースが居なくなったことが大きいね。モドリッチがもっと若ければ? バルベルデが二人いれば? とか白い巨人ファンはモヤモヤするシーズンでしたね。
日本代表と逆の道を歩んでいる
サムライJAPANの逆を歩んでいるので興味がつきません。日本は、「世界で通用するためには!」って言って、トルシエとかオシムとか海外で活躍する外国人監督を招聘してましたが、オカちゃんの方がよくね? とかポイチ結局よくやってんじゃん、みたいなことになってますよね。
それは、決して外人監督を否定する流れにはならないとは思うけれども、きっと何かが違うのでしょう。
それと正反対の流れが、ブラジリアン監督に拘り続けてきたセレソンの今です。
結果がどうなるのか? については、とても楽しみですね。
ブラジルサッカー界の繁栄
それにより、ブラジルサッカー界がもっともっと世界的な存在になっていく事も予想されますね。
つまり、これまでは「本当に幼い頃からスゲー選手」でないとヨーロッパサッカーへの双六のコマを進める流れにならなかったけど、そうでもなくなるという。
ロベカル、ロナウド、ロナウジーニョ、ネイマール、ロマーリオ、リバウド、あんどそーおん。
沢山の有名選手は、ヨーロッパで大活躍しましたね。でも、これからは(この場合のこれからというのはアンチェロッティが国際サッカー化の先駆けとなりその通りに進んだとして)、まぁまぁ才能のある選手を「ビッグスター」の爆発馬に育て上げるケースが激増していくでしょう。もっとブラジルが、南米がマーケットとしての価値を帯びる筈。それを期待したいですよね。
ハフィーニャ
加えて、セリエAにブラジリアンが移籍しやすくなるとかもあるのかしら。まぁ、ポルトガルのサッカー文化はここ十年でブラジルにどばどば注入されているようなので、
欧州サッカー選手の養成所的な位置づけだった南米クラブが、その不愉快なイメージを払拭していく流れになればいいなと。
関係ないけどまもなくクラブワールドカップですか。アメリカのチームメンバーとしてMESSIが来るってのが、不思議な流れですねぇ。まぁ、南米人だけどさ。
個人的にはFCバルセロナで今季完全に開眼したハフィーニャというブラジル人選手がアンチェロッティの元でどういう活躍をするのか出来るのかしっかり評価されるのか?は楽しみにしています。頑張れハフィーニャ。