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映画「DAU.ナターシャ」

面白かったなぁ「DAU.ナターシャ」。随分前に見た映画ですけど。

ソ連全体主義社会を完全再現

ホントにリアリティに富み、ドキュメンタリー映画のよう。というか、盗撮した実際の映像のよう。

欧州史上最大規模のセットでスターリン体制下の秘密研究都市を街ごと再現。セット内で約2年間にわたり実際に生活した出演者を撮影し、演技を超えた生々しい姿を映し出す。

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こんなん怖いよね。アルトマンの「ナッシュビル」より作り方すげーよな。
ホームレス体験のフィールドワークを劇団員にやらせてから芝居を作る劇団より非道いよな(そうか?)。

いたずらに暴力的なのではない。

第70回ベルリン映画祭において、あまりにも衝撃的な暴力とエロス描写が物議を醸し賛否の嵐となったが、異次元レベルの構想と高い芸術性が評価され、銀熊賞を受賞した。

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例えば「SAW」みたいに、その暴力的な事を「あえて」突き詰めるような事でもなければ、刺激的な要素を強めようとしているという演出過多というバイオレンスでもない。

リアルに、「だって、あの頃のソ連ってこうだったでしょ?」と言わんばかりの堂々たる暴力とセックス描写。

ストーリー

1952年。ソ連の某地にある秘密研究所では多くの科学者たちが軍事的な研究を続けていた。施設に併設された食堂で働くウェイトレスのナターシャはある日、研究所に滞在していたフランス人科学者と肉体関係を結ぶ。しかし、2人の行動は当局に監視されていた…。

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決して、フィクショナルに受け止められないんだよ。いちいち。とても。実際そうだろうなぁというのが怖い。ホントに当時のソ連って、こんな感じだったのだろうなぁと。

そして、ヒドイ目に遭わされているにもかかわらず、「こびる」所なんざ、泣けてくるけど、今のプーチンに阿る人たちの様子と酷似していて、吐き気がする。リアル過ぎて。怖い。

去年夏に公開した第二弾「DAU.退行」まだ見ていないので見たい。長いけどな。どこかで早くみたいのだ。

DAU.ナターシャ [ ナターリヤ・ベレジナヤ ]

価格:3,432円
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感想(0件)

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。