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高血圧になると全てが負のスパイラルに

自分が高血圧になってみて、初めて解る事が沢山ある。こりゃ、大変ですなぁ。(遠い目)

睡眠不足

まず、ガッカリしたのが、マシュー・ウォーカーの「睡眠こそ最強の解決策である」を読んでからだ。この本、ビル・ゲイツが読んだ本として話題になり、読んで見たら本当に面白い。

ブログに書いたので、詳細は割愛するけれど、この中で絶望感に浸ったのは、30代に寝不足で仕事に執心すると、50過ぎてから高血圧になるというデータが立証された。という話。うげげ。もっと早く知りたかった。俺じゃん!ってね。

下が100を超えたら

で、血圧の下が100を超えたら、薬飲んだ方がいいのでは? と医者に言われて、ゴネて先延ばしにしてきたが、いよいよ去年ぐらいから服用してる。

ジョギング始めて解った事

で、遅まきながらようやく、5月末から、ジョギングを始めて見た。ぐんぐん痩せる。おお、凄い。だが、そこで問題が。めまいがするのだ。走った後に、ほぼ確実に。

目眩や立ちくらみは「貧血」か?

目眩は真夏日続きの時期だったこともありてっきり貧血だと思っていた。なので、調べると、貧血の大半は鉄分不足である!とある。ほほお。ならば、と焼き鳥のレバーを食べ、鉄分のサプリを飲むようにする。

だが、あまり変わらない。最初は走り終えた時に頭痛やら、足が痛いやら、ふくらはぎがパンパンに腫れるやら、腰の筋肉が痛くて仕方ない、とか色々あった。

だが、慣れれば筋肉系はなんとかなるだろうとたかをくくっていたが(実際そうだった)、目眩だけはどうしても治らなかった。これは仕方ないのではないだろうか? そう諦めていたが、ここにきて、それを諦めるのではなく、別のものを諦めなければならないというとても大事な事に気づいたのだ。

最大酸素摂取量

まず、Apple Watchで「最大酸素摂取量」を知る事が出来る。これは、高ければ高い程いい。そして、この年齢だとこのあたりが標準だよってのも教えてくれる。僕は「低い」だった。げげげ。

で、ジョギングを頑張って、ドンドン上がり、「平均より低い」ぐらいまで回復した。ふー。良かった良かった。

で、この最大酸素摂取量は、高ければ、そのまま心臓病、成人病、脳梗塞系、いわゆる生活習慣病にかかるリスクが極端に減るのだ。

なので、これをなんとか頑張ろう!と僕は思った。

最大酸素摂取量を上げるには?

これを上げるには、「より負荷の強い有酸素運動をする」必要がある。いつもジョギングしている所に坂道を加えるぐらいでも良い、とな。ふむふむ。確かに、ちょっとインターバルトレーニング風にするだけで毎日上がっていた。おお、凄い。

インターバルトレーニングとは、早く走るとゆっくり走るを交互にする。みたいな。

だが、目眩は変わらず毎日ある。疲れている朝のジョギングだと暫くふらふらしていることさえある。うげげげ。そうなのかぁ。

折角、最大酸素摂取量が上がっているのだから、この「目眩」だけなんとかならんかなぁと思って、調べたが、鉄分ぐらいしかない。

この頃の僕は何しろ「最大酸素摂取量」を上げるべきだ!と「最大酸素摂取量教」に入信していたのだ。

問題はそこにない。最大心拍数の方が。

だが、問題はそこではなかった。つまり、僕のは、貧血でもなければ、鉄分不足でもなかった。おそらくこういうことだと解った。

シンプルに「運動後低血圧」ってヤツ。多分、これだ。その理由。

まず、負荷の強い運動をすると、身体が酸素を求めるので心拍数が上がる。よね。

で、心拍数が上がるってことは、血液の循環が激しくなるから一時的に高血圧になり血管が広がる。

だが、運動で広がった血管は、すぐには縮まらないらしい。

なのに、運動を終えたら(クールダウンをしっかりしたとはいえ)、心拍数はどんどん下がる。

心拍数が下がるということは、血液循環が鈍化する。でも血管は広がったままだ。ということで、即時低血圧になってしまう。

運動することで、一時的に高血圧になり、その直後に一時的に低血圧になる。それでふらふらしているのではないか? ということに気づいたのだ。これがどうやら正解らしい。わかんないけどね。

そう判断出来た理由はちゃんとある。

最大心拍数は162。なのに180で走ってた(危険)

最大心拍数よりも20近くも多い心拍数で走っていたのだ。ぜいぜい言いながら。よく心停止で死ななかったものだ。頑張りすぎにも程がある。

最大心拍数とは?

最大心拍数とは、求め方が二つぐらいあって、そのうちの有名な方は、

220-年齢

だそうだ。僕の場合は、最大心拍数は、162ということになる。

高血圧の人は最大心拍数の80%で

僕は、最大心拍数が162なのに、平均心拍数180で走っていたのだ。そりゃ無茶だ。
調べれば、高血圧の人間は、負荷の強い運動をしてはいけない。ダンベルを無呼吸でいきみながら持ち上げるような運動はNGだ。もっと血圧を上げたいのか?ってな愚行だそうだ。

最大心拍数の50%から80%の範囲を運動時の平均心拍数になるように、そしてそれを長時間やるように、という「簡単な有酸素運動をなるたけ長く」やるのが低血圧になるために必要な運動だった。

僕は、ダイエットやら色々な事を考えて、つまり二兎を追う者は一兎をも得ずになっていた。

80%だと130ぐらい(汗)

悲しい事に、僕の最大心拍数の80%となると、130だ。で、Apple Watchで、心拍数を見ながら走ると、時速5キロになっちゃった。てへへ。

今朝も、早足のウォーキングの人に抜かれるジョガー。とほほ。なので、ウォーキングにすればいいんじゃね? ぐらいなのだが、なんとかちゃんとハネてジョギングのテイを保っている。猛烈に格好悪いけどね。自分より10も20も年上の老人に歩きながら抜かれるんだぜ。こっちは走ってるのに。心拍数で言えば仕方ないのだ。これまでの運動不足のツケがカッチリ回ってきたってワケだ。

いま、俺を抜いていったお年寄りの何倍も俺は若い頃に充実した仕事をしていたのだきっと。今、俺を抜いていったお年寄りの何倍もの本を読む事が出来ていたのだ、きっと。

と自分を慰めながら、「だから仕方ないのだ」と抜かれ続けている僕です。

高血圧だと失うものが大きい

なので、高血圧に一旦なってしまうと、運動しても、高負荷のものは出来ない為に、最大酸素摂取量を上げるような事が出来ない。負のスパイラルだ。

目眩が続いていた時は、最大酸素摂取量はガンガン上がっていた。だが、超低速ジョガーになってからは、最大酸素摂取量は下がっていっている。悲しい。でも仕方ない。

それが高血圧の者に許された運動の範囲なのだ。最大酸素摂取量を増やそうとすれば、目眩するしいずれ公園で死ぬし、生きていたとしてももっと高血圧になる。

その代わり、高血圧をなんとかしようと思えば、目眩はなくなるが、最大酸素摂取量は増えない。

後者を選ぶより他なかったが、ここまで潔くなるのに、結構難儀した。自分の気持ちの整理の点でね。完全なる敗北宣言だからね。

年を取るというのは、そういうことなのだ。

僕の最大酸素摂取量は、29から27に下がった。58歳なので、「悪い」だ。だが、60になれば「普通」になる。なんだかなぁ。
最大心拍数の方が目眩に直結するので、僕には大事だった(と今頃気づいた)

自転車買った

なので、僕は自転車を買った。クロスバイクをね。つまり、長時間「心拍数130程度で」有酸素運動を長時間しなければならない、となれば、30分ダーッと走っておしまい!ってなワケにいかない。

それを毎日というのはなかなか難しい。

では、出勤する際、晴れてれば、自転車にしてしまうというのはどうだろう?と思いついた。自転車ならば、ギアを変えれば、心拍数管理もできようものだ。

それで、公園に行く余裕がない時でも、大塚まで自転車!とか、ラジオ局まで自転車!とかで行けば、そこそこ長時間になる筈だ。

高血圧ジジイは色々大変です。トホホ。

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。