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【最悪】ADAの水温計の誤差7℃?!

熱帯魚飼育のお話です。なんと、これまで信じ切っていた水温計がクソだったことが発覚。激しい誤差に、それを誤差と言っちゃいけません!と声高に問いたい。

おしゃれなADA

ADAはアクア・デザイン・アマノと言う、熱帯魚水槽関連の商品でおなじみで、ダントツの「おしゃれさ」を誇る。そして、「かゆい所に手が届く」印象がとても強く、安心して任せられるという認識しかなかった。

例えば、リリィパイプってヤツがあって、とても便利。ジャバーってシャワーのように強烈な水流を放つか、ただの雨樋のようなものの二つしかなかったような所、ほどよいかき回しで、酸素も取り籠め、水流もある程度作れて、尚且つグッピーのように水流嫌いな魚のストレスにならない範囲で、尚且つ死水域を作らないナイスバランス。

だが、水温計は最悪だった

ですが、水温計は誤差が激しく、まるで使い物にならなかった。どころか、これで計るの絶対に辞めた方が良い。本当にひどい。

確かに説明書には1度の誤差範囲とか書いてある。なので、うーん。

これは、まぁ、1℃ぐらいの誤差って事でよしとしよう。だが、これも、時折3℃ぐらいまで差が開く。

これがひどい。誤差7度。は? って数字。それは、もう水温計ではないではないか?

片方は、26.5度を指しているのに、ADAのは19.7度。はあああ?!

あり得ない「誤差」?!

いくらなんでもひどい(T_T)

ちなみに、なぜ、ADAの方が間違っているかというと、ヒーターの設定は、もう一つの水温計と同じ温度を指しているから。

勿論、そのヒーターとADAじゃない方の水温計が「間違っている」という可能性もなくはない。

だが、調べてみたら、やはりネット上でも猛烈に不評だった。

これはYouTubeだけど、普通にいくつかのブログで「ADAの水温計は信じるな」というようなことが書かれていて、あぶなっかしい。

しかも、何しろ「高い」値段なので、信じていたが、猛烈に裏切られた印象だ。

なぜADA水温計を買ったのか?

それは、おしゃれだからというのもあるけれど、水槽の縁に引っかけるだけでいいので、とても便利だからです。水草がしっかりと揃ったとしても、季節によっては、水槽にコケが生えるよね。それを拭き取る掃除をする時に、吸盤で張り付く水温計はその部分の掃除がしにくい。

吸盤を外さないとならないので、面倒。

だが、その代わりADAの水温計は、スッと横にずらすのがとても簡単なので、ホントに助かる。これが高価であっても、

その価値はあるなぁと思って買った記憶があります。しかも、高いんだから、水温計としての機能はちゃんとしてるのだろうなぁ、と当たり前に信じ込んでいた。

だが、掃除が楽なだけだった。

金魚を何匹も殺した

僕は二つの水槽で魚などを飼っているが、一つは淡水魚の熱帯魚を、一つは金魚を飼っていた。その金魚の方で7度誤差のADA水温計を使っていたからだろう、

これまで、何度となく、金魚が死んだ。理由は判らなかった。だが、この誤差を理解してようやく合点がいった。

24度設定にしていたが、それは、つまり「31度で飼っていた」のだから。

ごめん。星になった魚たち。ほんと、ごめん。

なぜこの事に気づけたか?

はい。あまり水温計を疑う事はないので、複数の水温計を持ちませんよね。だって「同じ所を指しているのだろう」と信じているからね。

今、コロナ禍で、もうすぐ緊急事態宣言出るけれど、出る出ないに関わらず、皆さん、日常的に体温計で体温を測る習慣がついていると思います。僕も毎朝計ります。

だが、その体温計を「銃」みたいなので計る場合を除いて、脇の下に挟むヤツであれば、

「誤差があるからもしれないから他の体温計で測っておこう」

ということはしないよね。当たり前だ。それと同じ。まさか水温計が狂ってるとは。

気づいたのは、ヒーターを買い換えた時です。買い換えたのに、設定温度にならない。そもそも、「買ったばかりの時はちゃんと合うけど、2年ぐらいでヒーターは壊れたり交換するもの」そんなイメージなので、古いのは、「古いから(水温計と)誤差があるのだ」と思っていたのね。その誤差というのは、

水温計で26度設定にしても、
ヒーターは30度ぐらいの設定にしないとならない

という感じ。それを新しくしたのだから、新品ヒーターなのだから、26度設定にしたら26になってくれよ、と思いますでしょ。

ならなかったのよ。(当然だよね、7度も違う水温計なのだから)

ありゃ?

と思って色々考えた。まずは、ヒーターがサーモと一緒のタイプなので、サーモとヒータ-が近すぎて、水流が少なければ、離れた所(正面側)にある水温計と誤差が生まれても仕方ない筈だ。

とね。だが、店に問い合わせると、

「うーん、そんなに誤差が出ることはないと思いますよ」

とのこと。え? そうなの? じゃ、これ、初期不良じゃん!

ということで、店に「ヒーター」を交換して貰った。

だが。

残念ながら、またしても誤差が激しい(当たり前)。

そして僕はまた考えた。

水流が足りないからだ。

と。そして、濾過器の吐き出し口をシャワー状にして、水流を強めた。だが、水温は変わらなかった。ここで、

「ヒーターは初期不良だ」

と判断してしまう。店に電話すると、「交換します」とのこと。交換して貰う。だが、同じ現象が起きる。これは、おかしい?! もう一度電話して、「同じ状態なので、こういう仕様なのでは? ヒーターの設定を誤差があると見なして設定すべきでは?」と言うと「いや、そんな事はないです。設定した温度にならなければ、例えば27度に設定したいのに、最高の32度に設定したとしても25度までしか上がらないということになると、26度以上の水温じゃないと飼育出来ない魚を飼えなくなっちゃいますから」と。

ふむ。そりゃそうだ。

だが、二つ続けて初期不良というのはどうもヘンだ。

ということで、「まさか?」と水温計を疑ってネットで調べてみたら、ADAの水温計の誤差が激しくひどいとの悪評が轟いていて、前述の映像にたどり着き、

二つの水槽での、水温計を変えてみて「げ、違う」とわかり。ネットでADA以外の水温計を購入して計って、改めて「げげげ」と焦る事に。

そして、半泣きで、店に電話して「すいません、水温計の誤差のようでした。ADAひどいですね」と話をして、二つ買い取ります、と申し出たが「いえいえ、こちらが水温計の誤差かもしれないと気づけなかった事が原因ですので」と容赦して貰った。素敵なお店。

ヒーターの取説にも書いてあった

よく見ると、ヒーターの取扱説明書にも「●●●などの、誤差が少ないとされる水温計で測って下さい」と書いてあった。つまり、誤差が激しい水温計使うなよ!って釘刺されていた。あちゃあ。

ともあれ、

ADAの水温計は死んでも使うな

が今日の結論です。飾りとして使う分には問題ありませんよ。これまでの十数年はなんだったんだ(汗)。

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。