journalists standing behind barrier

渡部サンの会見を見て、ふと思い出して、YouTubeでたけしサンのフライデー殴り込み事件の会見はどんなだったっけ? と探してみたら映像があった。

そして、自分はこの会見はテレビでリアルタイムで見ては居なかったようだ。事件は勿論知ってたけどね。

そして、自分のその時の印象は、そんなに愛人への取材が酷いものだったのかぁ、というもの。つまり、そうでなきゃそんなに怒らないよなぁ。と。そして、そういうので怒りそうな仁義に満ちた印象はあったので、そういう点で納得した記憶。僕は24歳だった。

記者会見1

筒井康隆のコメント

芸人であるたけしは排他的な日本では「異人」であり「内心では排除すべき反社会的な人間として馬鹿にしていながら、いざ私生活でこんな事件を起こした時に限って日本の社会人としての良識を求めるのは肉屋で大根を求めるのに等しい」
と述べ、
「良い」「悪い」など法律に任せておけばいい。
と言ったらしい。

筒井康隆のコメント

記者会見2

渡部サンの会見と比べると

芸人サンは、裾野が広がって、沢山面白い人たちがテレビに出ていますね。テレビでの「やり方」が完全にできあがって、司会、ひな壇、コメント、食レポ、ロケ、大物相手、訥弁歌手相手などのゲスト回し、真面目番組での振る舞い、ニュースや知識番組で「知らない馬鹿」の立場を全うする馬鹿力、ワイドショー、アイドルを立てながら、地方局で無理しないけど足跡残して評価もされる無難、などなど、いろんなマニュアルができあがって、その絶対法則を全キャラクターが把握した状態での番組作りが定着してる感。

その反面「美味しい」とされる仕事は「ゴールデンの番組出演」であり、その物差しは同じらしい。

となると、タモリさんが突然変異として現れた時のような、このたけしサンが媚びずに日本中の人気者になったムーブメントのような、「何が起こるか解らない」タレントの登場!という醍醐味はもはや皆無のようで。せいぜい、フワちゃんのような人の登場。それでも必死にテレビの因習に沿うように努力してる風が痛ましい。

かといって、無頼な乱暴者や無法者が好きなわけじゃないですよ。どちらかというとそういう「オラオラ系」は嫌いだし「親分肌」であっても、取り巻きがいる人ってのがそもそも好きではない。なので、週刊誌でジャージ姿の事をダサイと書かれて、呼び出してパイプ椅子で殴ったりとか、ヤカラ系はやはり、テレビを見るけど、軽蔑はし続ける。可愛いとも思うけどね、純粋でいーなーって。

なので、ああいった何をしでかすかわからない人の登場は常にウェルカム

である。だが、おそらくテレビのバラエティ番組や漫才は、あの頃よりも今の方が面白いだろう。きっと、大山康晴と藤井聡太が戦ったら、圧倒的に藤井が勝つだろうことと同じようにね。

貴闘力も「大鵬と白鵬が戦ったら、白鵬が勝たなきゃおかしい」と言っている。「だって、先輩のダメな所を改善してどんどん相撲全体が強くなりつづけていかなきゃいけないんだからさ」と言っている。同じ事。

なのに、不祥事の後の「会見」だけは、「どんどん面白くなっていく」ということはないね。まあある意味面白いものにはなってるけど。だって、映像見れば解るけど、たけしサン、反省しながら堂々としてなのにみっともなくなくて、ハッキリした意見を持っていて、潔さもあって、尚且つ「笑いをとっている」よ。なのに不謹慎でもKYでもないよ。記者も責めてるのに、笑ってるし。凄いよね。生きるドラえもんみたいな人だ。みんなのたけしだよね。

とここまで書いておきながら、ただ自分が昭和の人間だからそう思うだけであって、きっと、今、こういう芸人がいたら「馬鹿じゃねーの」とか思いそうだけどね。つまりビートくん(と言われていた)のカリスマ性が空前絶後のすさまじさだったから半年でテレビはウェルカムだったし、スポンサーも引かなかったし、そもそも愛人がいる不貞を世の中が叩いていない。それが凄いって話。

治外法権にいて全てが許される人が、法律の下、フツーに罰せられた残念な運が悪かった話。のような決着の仕方。

正直すぎて人気者。それがたけしサン。
このインタビューの中でも「一人で行くというのは考えなかったんですか」という質問に「一人で行くのは怖かったんだよね」と言っている。なのに「ダッサーっ!」と嫌気がささないのはたけしサンだからでしょ。それでもカッコイーという印象になりがちなのは、なんか色々解らないけど、凄い事。

なお、判決を下した裁判官は判決の中で、たけしらの行為を厳しく断罪すると共に、「被告人が(中略)フライデーの取材方法、編集方針等に憤慨し、苦情を言わずにいられなくなった心情には酌むべき点が十分ある」として、フライデー側の過剰な取材にも苦言を呈した。

ウィキペディア
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By 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。