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堂々と二〇億を貰う方法

地方自治体が何も努力をしないで、20億を貰えるのであれば、それは貰いたいと市長や村長ならば思うよね。

その堂々と貰おうとしているのではないか?と思えて仕方ないのが、北海道のとある村の話。

文献調査で20億円

まず、使用済み核燃料を再処理すれば、再び核燃料として使える為に、ウラン全部を輸入に頼っている日本は、なんとか青森の六ヶ所村の再処理工場を稼働させて、国内でウランを多少はまかなえるようにしたい。

だが、それが稼働したとしても、その再処理の結果、出るのがいわゆる「核のゴミ」であり、これをどうするかが決まっていないから、日本は「トイレなきマンション」と言われている。

そして、そのトイレになろうとしているのが北海道の寿都町と神恵内村。なんと二つの自治体が「立候補」した。うわあああっ! どうしてそんなっ?!と焦ったものだが、文献調査を受けるだけで20億がもらえるらしいのだ。

なななんと! つまり、お金に吊られて手を上げちゃってる系? 自分たちの努力で町興しすることに降参したってことですかい?と疑惑の目を向けたくなるけど、実際は、そんなきれい事ではすまないのだろう。実際、原発がある町においても同様な事が言えるだろうし。

三年前に適しているかどうかのマップが発表

高レベル放射性廃棄物を保存(といっても何十万年も)するにふさわしいか否かを判断したマップが発表された。

大体、こんな感じ。濃い緑が「向いている」とされる場所。横浜とかがっつり「適してる」判定が出ていて、興味深い。

だが、神恵内村は適していない

だが、この地図を詳しく見て見ると、判るが、まず最初に手を上げた寿都町は、確かに適している場所が多い。そして海岸の手つかずの山があって、「あ、ここなら、誰にも文句言われずに工事もできるんじゃね?」という雰囲気だ。なるほど、20億の文献調査を受けている間に、住民と話しあって、反対が多すぎて「やっぱやめます」となれば、20億を貰うだけで、やめることができる。しかし、寿都町はそんなことはすまい。てか、普通、そんな冷やかしは考えないよね。だが。だ。

だけれども。

神恵内村は、濃い緑の部分がそれほど多くないのだ。

そう。

ということは。ね?

もしかして、20億を貰い逃げするために、わざと「不適合を貰う前提」で立候補したのではないか?と思えてくる。

これを神恵内村が「あえてやっている」のだとしたら、狡猾だが、「天晴れ」だ。そこまで卑しい心根ならば、もはや天晴れとしか言えない。でも、何度も書くが「背に腹はかえられないのだよ」だろうから、我々門外漢がガタガタ言える筋合いはない。

その20億でも貰ってもしかしたら「貰い逃げ市町村」グループとして観光名所になるかもしれない。どう転ぶかわかんないからね。

引き継いで反対させる作戦

他にも、今の首長が「立候補」しているものの、次世代の首長が「反対」となれば、20億は貰える事になる。よね。

立候補した本人がそのまま首長のまま「やっぱやめます」となると恥さらしと鉄面皮と色々悪口叩かれてネットでも処刑されてしまうでしょう。

でも、新しい首長が反対すれば「まぁ仕方ない」となるよね。社長が替われば会社の方針も変わるしね。つまり、

俺の代では、立候補するけど、次の代で反対にして20億を貰っちゃいなよ!

と示し合わせているとしたら、これまた天晴れです。

金で釣るしかなかった

まぁ、要は「金をチラつかせて、金で釣るしか方法がなかった」のが実際なので、文献調査で20億となれば、つい挙手しちゃう自治体がいてもおかしくない。しかも、国から

あとでやめてもいいんですから、一旦、手を上げてみて貰えませんかねぇ。ぐへへ。

と誘われたのかもしれない。しらないけど。

日本にオンカロができる日

ついに、日本にオンカロができる日が訪れる。恐ろしい。地下に眠る、高濃度核廃棄物。あまりにも時が経っているから、今の「文字」が使われているかも判らない為に、文字で「この中には高レベル放射性廃棄物が入っているよ」と記すのでは伝わらない可能性がある為に、どのような図柄で説明して理解して貰うように促すか、というのも考えなければならない。

地下深くに埋めるとはいえ、そこに忍び込んで、テロを仕掛ける事もできるし、そういった「危険な人質」をテロ組織に与えかねない。

そもそも、核廃棄物を持ち続ける事で「日本は核兵器を作り始めたぞ」と世界に誤解されないように留意し続ける必要があるし、北朝鮮に「日本だって持ってるじゃないかよぉ」と言われる「敵に塩」状態も考えられる。

何度も言うけど、今からでもやめていいと思うよ。

六ヶ所村も全部やめちゃって。
原発も全部止めちゃって。
自然エネルギーをもっともっと増やして。
電力自由化をもっともっと促進して。

そういう部分を目指す為には、大鉈を振るう必要があるのだが、誰も怖がって振るおうとしない。河野太郎がいようとも、自民党が与党だと、憲法改正をしてからでないと、そのあたりのことは動かないのかなぁと諦めの境地に達するので、

あまり、考えないようにしている。それよりは、あの子の太ももを触るにはどうしたらいいのか?を考えようじゃないか。おーっ。

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。