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「宮川賢MT」はラジオ日本で毎週金曜日25:30から放送中です。その取材で、海底トンネルを歩いて行ってきました。めちゃ怖い(>_<)
この時期に相澤冬樹「安倍官邸VS.NHK」を読むとシビれます。
静岡県藤枝市郷土博物館・文学館にてムットーニこと、武藤政彦さんの自動からくり人形を見に行きました。本当は月曜日の今日、KAWAIのカルベさんと共に行ければ、と考えていたのですが、本日は家族の手術立ち会いとあいなり、昨日の日曜日に行きました。平日に行った方がいいかなぁと思ったが、やはり地方は空いていていいね。
面白かった。自動ってどうやってるんだ? とか、色々考える。そして見たら意外と小さかった。
この映像で見ると、荘厳で壮大な印象だけど、実物はとても小さい。
ムットーニは30年に渡って、自動からくり人形を作り続けている人。イタリアっぽい作風からムットーニと呼ばれるようになった。
シアターというだけあって、小さな部屋に、ムットーニ劇場が10近くあるようなものだ。椅子に座ってみる。見終わると隣の劇場(からくり)が始まる。1時間で見終えてしまうが、一つ一つにグイグイ引き込まれる。
愛嬌があるし、セクシーだし、ファンタジック。演劇をやってみる者ならダレしも思う「ホリゾント」の使い方の妙味。
そのシアターそのものは勿論素晴らしいのだけれども、シアターの裏側背面にも明かりが仕込まれていて、それがシアターの後ろのホリに投影される。音楽ものはミラーボールなど想像の範囲内のものもあるが、あるものは、そちらの影の世界(ホリゾント)だけでも充分にドラマチックなものがある。カタルシス。
これを400円で見られるなんてなんてありがたや。
自分は、演劇を出来ずにおる状態です。そうです、コロナです。仕方ない。
もっともっと楽しんで演劇をやりたいということでアトリエ公演にしたのだけれど、その手軽さが逆にこういう時に「ちゃんとやらずにすむ」ので利便性はあれど、なんだか寂しい。
中劇場を借りてやっていると、台風とかで急にキャンセルの嵐に見舞われることがある。キャンセルできなかったとしてもチケット代金を納めているお客様に申し訳ない気持ちが残る。そして、結果、大赤字になり、泣きそうになるのよね。仕方ない。今、みんながそういった状態になっているでしょう。
で、そこから離れて、気晴らしに来たのだけれど、改めて演劇の面白さを再確認するに至った。
編集が上手く、カラコレもがっちり出来るユーチューバーは凄い。マイクの性能も熟知してセルフプロデュース出来る表現者がとても増えて頼もしい。出るだけしか出来ないタレントってカタワものじゃねぇか?という気さえする。それを職人とみるか融通の利かない人とみるかは人の価値観だが。
誰でも4kの映像の編集が出来る世の中で、YouTube内では、沢山のコンテンツが群雄割拠の様相を呈している。その映像コンテンツが、今のコンテンツの雄と思って久しかったが、今回、ムットーニを見て、改めて「今そこにあること」の魅力を意識できた。
映像であれば、いくらでも音のタイミングをずらせるし、どうとでもできる。だが、無人で動くからくりシアターは、全てのタイミングを自動でこなす。「キング・オブ・キャバレー」では、歌い手にスポットライトがあたる。後半には、その楽器群にローホリをアンバー系で当てて妖艶な雰囲気を醸す。その音楽と動きに合わせて、ここで「この照明!」などといった風にきっかけがシビアなのに、ピッタリ合っているのがムットーニシアターの凄い所。
どうやって合わせているのだろうか? これを1秒ずらすだけでもヘタすりゃ数日かけてるんじゃないの?と思うと、「今そこにあること」の凄さを考えざるを得ない。ライブも。演劇も。紙芝居も。落語も。
そういう事を考える時間にもなった。
目の前に広がる池に集まるご家族の休日はとても長閑でコロナどこ吹く風。みんなが頭の中では「こんな天気のいい日ぐらいは外へ出ようぜ!」と堪え性の限界を超えて集まったのだろう。それでいい。抱え込んでヒリヒリするよりずっといいよね。
帰り道。東名高速が渋滞していたので、途中下車して美味しいものを食べて時間をずらした。
まぐろづくし丼(東北と続いて美味しい海鮮ばかり食べてる汗)
↑清水魚市場のクレーンゲームは変なものばかりで面白い。蟹脚ボールペン。こんなにあるなんてっ?!
ミュージックマガジンは創刊50周年。へぇ。すげー。ということで、
そうこうしているうちに、つまり、文庫本を読むかamazonプライムで観られるから映画で観ちゃうかを悩んでいるうちに、仕事を終えてベッドに横になりスマホを覗くよりはDAZNでも覗いた方がいいなとテレビを付けたら、ふと「あるのかな?」と思い、U-NEXTで検索かけてみたら、「否定と肯定」がフツーにあったので、観ちゃいました。えへへ。ツタヤに行かなくていいのは楽だね、うん。本当に家から出なくなっちゃうぜ。