どうしても、アメリカだと中絶が争点になる。この歴史は古い。踏み絵の一つ。
大規模でも
【10月3日 AFP】全米で2日、人工妊娠中絶禁止の動きに抗議するデモが行われ、ピンク色の帽子やTシャツを着用するなどした大勢の女性が「私の体に触らないで」と声を上げた。
AFp通信
色々な考え方があるのだけれど、アメリカは、本当にこの話で二分されるよね。
ワシントンでデモに参加したフロリダ州出身の元教師(66)は、「女性は人間だ。私たちは完全な人間であって、そのように扱われなければならない」と述べた。「自分の体をどうしたいのか、私たちは自分で選択できるはずだ。それだけです」
テキサス州
で、テキサス州で、中絶禁止法という法律が出来ちゃったもんだから、さあ大変。
テキサス州で先週、妊娠した女性の中絶手術に協力した人を無関係の一般市民が訴えることを認める州法が施行され、連邦最高裁判所が差し止め請求を却下したことから、賞金稼ぎという特異な業界に改めて注目が集まっている。
それにより、「賞金稼ぎ」のような形で、チクリが広まり続けるのではないか?という懸念が。いや、懸念って事じゃないのか。そういう事を理由でいいから「根絶したい」というムリクリ案か。それはそれですげーな。
バイデンは?
バイデン大統領は、中絶する権利を保護するスタンスをとっている。
でも合衆国なので、それぞれの州が定める。そんな中、去年だと、
中絶規制のルイジアナ州法は違憲、女性に不当な負担=米最高裁
というのもあり。
ルイジアナ州のは「心音が聞こえたら駄目」という「ハートビート法」と呼ばれる。解釈の違いで、まるで足並みが揃わない。でも、それが踏み絵となっているのは揃ってる。ん?なんだかなぁ。
中絶といえば
やはり中絶といえば、スマップ中居君(と呼ばれる人)を思い出すね。妊娠した女性との電話のやりとりでモゴモゴしている通話音声をネットで公開されて、飯島女史なる人物が女性を説得して中絶させたと言われているヤツね。噂の真相のサイトで公開されていたっけ。廃刊(休刊?)になったのはそれとは関係ないけれど。
法律よりも、本人(女性)が望まぬ中絶を男性側からの意向で強制する事に何かしらのラインを定めても良いように思えるけれどね。まぁ、屈しちゃう女性の意思の問題というのもある。ちなみにアメリカのこの件についての僕の意見は、「技術」として出来ちゃったんだから、その中絶という方法を享受するのは仕方ないのかなと思う。その技術が生まれた時点でね。
中絶は殺人という考え方も解るけれどね。
で。
中絶を禁止するのであれば、男女どっちか? も解らないままの誕生があるべきだし、ましてダウン症かどうかの判断もすべきじゃない。よね? その延長線上には「コンドームも装着すべきじゃない」という所にも行きそうだしね。
ということは、その人を我が子の母親と認め、その人の産む子の父親となれる覚悟ありきでないと、性交しちゃ駄目よねって話になるのよね。それが現代的じゃないよね、ってことならば、中絶反対ってのは筋道が通っていないようにも感じるのね。
ただ。レイプの問題。望まざる妊娠を受け入れなければならないという事は、産むのが女性という時点で「男女不平等」という考え方もとても理解出来る。
中絶も「女性の権利」という考え方。これはあって良い。とはいえ僕は米国人になる予定は皆無なのでどうでもいいか。米は好きだがね。