総裁選があるなら、立候補すると明言した高市早苗。調べると評価が高い。なぜだ? と深追いしてみると、見えてきた事が。
出馬宣言
雑誌で出馬宣言した高市早苗。まずは20人の推薦人を得なければならないし、そもそも、総裁選があるのかどうか。
実際、僕らは直接の票を投じることが出来ないので、指をくわえてみているしかないのが総裁選びなんだけれど、とはいえどういう考えなのかを追いかけてみた。少しだけね。
アイデア豊富
もう、よほど、くすぶっている間に、考えまくっていたようで、出るわ出るわ、政策集を9月に出版するということなので、それも楽しみだが、発案する内容がとても面白いし現実的であり勇気を要するものも多く、期待できる。
つまり、ワクワク出来る雰囲気が強いのだな。抽象的な言い方で悪いけれど。
サナエノミクス
まぁこんな言い方で自分で言ってるのは正直イタイしキモいけど、ようは「ニュー・アベノミクス」ってヤツで踏襲するがマイナーチェンジを加えたもの。
アベノミクスは「改革」がメインだったがこれを「投資」に変えて、危機管理に関して長期展望で投資していく事を考えている。人材、システム、法整備。
色々な分野での考え
かと思えば、女性のマンモグラフィーはとてもオッパイが痛いので、痛くない乳がん検診の開発などへの配慮も怠らず、硬軟取り混ぜて、策士のようだ。
対中国
僕が期待でワクワクするのは「対中国」に関する頑とした意見だ。ちゃんと対応していこうという姿勢が強く、我が世の春の中国をもっともっと警戒すべきと警鐘を鳴らす。そのための案も豊富で、読むと面白い。
とりわけ、技術流出を防ぐ必要がある、という点において、アメリカの対応を例にとって、「日本は余裕ぶっこいてる場合じゃないぜ」と言わんばかりだ。
イチャモンつけるヤツ
基本的に、野党は与党にイチャモンをつけるよね。イチャモンを付けるのは簡単で、否定は誰でも出来る。バカ会議でもいるよね。人の意見に否定的な意見だけを口にするけれど、「その代わりにこういうの」という代替案を出すワケでもない「否定クン」。
これがプロデューサーや、ディレクターの中にいると会議は進まない。もっといえば、作家の中にいると(驚く事に、このアイデアを出すべき立場の放送作家の中にもこういうバカがいるのだ)、もはや意見を言った者が損をする構図となる。
だが、政治家はまぁ解る。やっている与党の動きを自由にさせないように歯止めをかけるのはちゃんとやってもらわんとね。だが、じゃあってんで、いざ自分が決められる立場になると「無策」のオタンコナスビもとても多い。
なので、この高市早苗の政策集ってのは、とても良いし、期待して読みたい。かいつまんで理解しただけでも、興味深く、安倍晋三を否定せず(踏襲する)、菅総理の分析もして、客観視する目もあるように見受けられ、感情的に先入観で先走る過去の(女性含む)政治家にありがちな変なガッツで押し切る阿呆色も薄い。
とはいえ、その政策集をちゃんと読んで見てだけれどね。
ていうか、そういうのがちゃんとしてても、党内での信望が一番ってのが、可哀想だよね。日本の中で、自民党は一番、男尊女卑が強そうだからな(遠い目)。け。