メッシのお給料が半額で妥結となりそう。
価値が半減したワケではない
そうです。メッシはプライスレス。だが、膨張しすぎた事により、選手の給料が上がりすぎたのが前会長(バルトメウ)の放漫経営。愚行。バカ。
そのつけが、コロナで一気に押し寄せて現政権を脅かしている。散らかった財務を綺麗にするという人の尻拭いをさせられているラポルタ会長は大変です。
つまり、その苦境を理解した上で、バルサに恩返しをする意味でメッシは半額でOKしてくれたのです。
70%を遙かに超えている
ラ・リーガでは、年度の売り上げの70%以上を「選手の給料」として支払ってはいけない、という決まりがある。
コロナがなければ、問題なかったが、無観客での試合が多い中、収入は(バルサに限らず)激減。
それにより、利益がガクーンと下がってしまった。だから、現行の選手との年俸契約だと70%を超えてしまっている。
だけれども、プライスレスなメッシとは何がどうあれ契約更新をしたい。結局6月末で契約切れだったので、契約更新は出来ずに、浪人期間が数日あった末の「新規契約」となるわけだが。
その間に、コパ・アメリカを獲ったので、浪人期間は悪くない。それにしても、無所属選手が優勝国のキャプテンてのも面白い。
余談だが、これで、またまたメッシのバロンドールが増えそう!
他の選手にも影響
メッシが契約を半額にするのは、バルサの懐事情に理解を示した結果であり、メッシが「これからもバルサでやりたい」と思うから。であることは間違いない。先日34歳になったメッシ。だが、やはり現実的にはあと2年いるかいないかで、その後に、アメリカに渡り、バルサとはアンバサダー契約で繋がるってな落ち着きどころだろうと思うけれど。
なのに、なんと5年契約となっている。素晴らしい。つまり、自分でやめたい時にやめて良い選手という事になったワケです。おそらくカレの性格からして、「ダメだなあ」と思ってもしがみつくということはないだろうからね。環境を間違いなく変えるでしょう。
それが、実は、アメリカじゃなくて、「神戸」だったりすれば、Amazonと契約解除して全ての買い物を楽天にしても良いぜ!と言うぐらい鼻の穴が大きく膨らむけれどね。
と、メッシのラストイヤーについてはさみしいのであまり考えたくもないが、今回のメッシ半額契約により、他の高給取りにも影響があることが間違いなく。なぜなら、
メッシだって半額にしてくれたんだから
と言われれば、もはや下げざるを得ない。
ピケ、セルヒオ・ブスケツ、セルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバ
みんな、「少なくていいですよ」という他ないだろう。とほほ。可哀想に。であるが、メッシがプライスレスであるように「バルサもプライスレス」それを理解している下部組織出身者の高給取りにはなんてことない話なんでしょう。
グリーズマンとお別れ
ほぼ既定路線なのが、お客様で高給取りのグリーズマン。この選手が前線で守備をしてくれていたので、メッシが守備出来なくても(年齢もある)、チームがまとまっていた。それを思うと、ラキティッチと同じく黒子に徹してくれていた部分さえあるので、お別れは悲しい。でも、仕方ない。そして希望しているのが古巣アトレチコ・マドリーというのだから、「優勝チームにこれまた敵に塩」となりかねない。考えてみようぜ、だって、ルイス・スアレスとグリーズマンがいるんだぜ。怖いなんてもんじゃないよね。同じリーガでそんなことになっていたとしても、それはメッシと契約する為にはどうしようもない、背に腹は代えられない状況なので、飲む以外にない。
グリーズマンは行き先を選べる立場になっているというワケです。だって、「いや、残るよ」と言えば、メッシは契約出来ないのだからね。
デンベレも
デンベレも勿論放出候補。だが、ユーロで怪我をしてしまった。これでまたトホホな残留になりかねない。だが、ベンチで干してとっとと自分で去りなさいという雰囲気作りに終始するだろうなあ。何しろ、ネイマールを売った金の大半を使って得た超高給取りだからね。同じくコウチーニョも。この三人(グリーズマン、デンベレ、コウチーニョ)は必須でいなくなって貰わないとならない。あと、ウムティティやピアニッチも。少しだけ気になるのは、デンマークというユーロの伏兵のブレイスウェイト。どうなっちゃうのかなぁ。
ともあれ一安心
ともあれ、メッシが合意したという報せは嬉しい。とりあえずホッとしますな。あと、メッシのブラウグラナのユニフォームは何試合見られるのだろうか? そう考えると胸が苦しくなるぜ。コロナ終わって、カンプノウで観たいなぁ。あと一試合ぐらいはなぁ。