文藝春秋でジャーナリスト大西康之さんがファイザーＣＥＯのアルバート・ブーラの事を書いた。ほほう。こうして我々人類は救われたのか？と。だが、ちゃっかり2020年秋に持ち株の64%を売り抜けているぞ？
ベンチャーこそ命綱
ワクチンを「作るだけ」ではなく「量産」に最も早く辿り着いたのは、ファイザーだ。と思われているけれど、実は、ドイツのベンチャー企業のバイオンテックなのだ。この小さな会社に2000億円を問うししてワクチンの開発を支えたのが、巨大製薬会社のファイザーというワケだ。
社長は獣医？
その巨大企業のＣＥＯアルバート・ブーラは、ギリシャ出身の獣医サンというから驚く。
そして、そのブーラが社長に就任したのは2019年1月。翌年、この社長の人選が奏功する。2020年に新型コロナが猛威を振るう中、ワクチン開発をめぐる社内会議で社長のブーラは「考え方を変えよう」と言い放ち、それがここまでのワクチン供給一直線へ繋いだ。
考え方を変えよう
複数ある候補ワクチンの中で、ファイザーとしてはどれを優先するかが大問題。nRNA（メッセンジャー・リボ核酸）ワクチンはギャンブル性が高いので後回しになる可能性が高かったらしい。しかし、ブーラの「考え方を変えよう」この一言で、流れが変わったそうな。
数十億ドル損失計上すりゃあいい
ブーラ社長の言葉。
金の心配はない。複数のワクチン開発を同時並行させよう。承認取得前に生産体制を確立する事を考えよう。もし実用化に失敗しても、それは私が思い悩めば良い。数十億ドル損失計上するだけだ。
この判断により、ファイザーとバイオンテック社は、ワクチン開発の一番乗りとなり、世界中で何百万、何千万人の命を救った。
活気に満ちた産業
ブーラ社長はインタビューで得意げにそして控えめにこう語ったそうな。
コロナから我々が得た最大の教訓は、民間セクターにある科学の力だ。早い段階で人工呼吸器不足を解消させたのは民間セクターでありヘルスケア産業だ。そして治療薬、ワクチンへと繋がった。こうした事は偶然では起きない。我々が活気に満ちた産業だからこそ起き得たのだ。
カッコいい。
ベンチャー軽視の日本は見習うべし
週刊文春で、楽天社長の三木谷さんが連載を始めた。その2回目で（現在発売されてるヤツね）、
ベンチャーを軽視している日本の風潮が「うんこ」だと暗に言っている。古くからある一流企業が「立派な」印象ですよね？ と。だが、アメリカでは違う。ベンチャーを「チャレンジャー」とか「子供」とか「一攫千金を狙う苦し紛れの零細企業」とは見ていない。日本の政治家とはえらい違いだ。
何しろ
早さ
を優先させる。それがベンチャーだ。「あ、この会社のこの動きは価値がある」と思えば、大企業が、政府が、ガンガン援助して加速させる。そして先に立つ。
その考え方は日本にはない。今でこそようやく大企業として認められた楽天だが、最初は、「えー、ＩＴ企業が球団買うのぉ～」とか思っていた人がいただろう。ＥＣとか知らず、全部ＩＴ企業と十把一絡げにして（汗）。
日本には、技術はあっても、山っ気はない。それじゃあダメよね。って話だ。
こんな悪口言われている間に、その実ソニーが電気自動車産業に参入してトヨタとタッグを組んでアップル自動車とテスラを凌駕する動きが水面下で進んでいたら、チンコ出して謝りますけれどね（そんなことなさそうだしね←安定の）。
なのに？え？
なのに、ブーラ社長は、かつてこんなかんじの事になっています。
なんと。ワクチン接種をしていないようです。ヤマザキパンの社長が自社パンを食べないという都市伝説であったり、ラジオ局社員が自社ラジオをまるで聞かないというのと同じような話ですかしらね？ あながち共通点がないとは言えない。作っている様子を知っているから「あれは、ちょっとなぁ～」というのはアルのではないだろうか？知らんけど。
環境問題について声高に世界に発信し続けるグレタ・トゥーンベリさんは大西洋をヨットで横断して国連に乗り込んだ。理由は環境を破壊する飛行機には乗りたくない、と言う事だ。だが、グレタさんは、復路はしっかり飛行機で帰りました。とさ。
ブーラ社長は救世主なのか、それともビジネス勝者なのか？
社長が打たない理由は？
解らないけれど。やはりこういう事になるからなのだろうか？
しかも、なんとロット番号に偏りがあるってんだから、ビックリです。
でも、接種するけれどな。自分の抵抗力と体力を信じて。
え？ ③回目も必要？
そういえば、死んだ人が200人近くいるよね、日本でも。ただ、因果関係は解らない。というか、認められていない。ということだが。
連携。とれていないでしょう。間違いなく。クソだと思うよ。手際悪いしなぁ。でもそれがお役所仕事なのだよ。仕方ない。安定した職業だもんねー。
さあ。ワクチン接種。あなたはどうする？
