テレビでひろゆきが「キラキラネームをつける親は頭が悪い」ので子供も頭が悪い、風な事を言ってわかりやすく炎上しつつ、賛意も多かった。
乱暴すぎるけれど、一理ある?
ものすごく乱暴な意見だけれど、それでも「なんとなくわかる」という気持ちになるのが不思議な所。
それって、雰囲気で、「夜露死苦」的な事を意味している部分もあるが、ひろゆきの論理はこうだ。
「名前って人に読んでもらうためにあるわけでしょう。読めない名前をつけるって馬鹿」
ということ。ふむふむ。それはよくわかる。
だが、
唯一無二の名前という親の願い
個性的な人になって欲しいから、人が読めなかろうが、唯一無二がいい!という考え方もわかる。
とても素晴らしいと思う。でも、僕は、こう思う。
センスがあればいい
ってね。センスがないのがキラキラネームなので、どうかなぁ?ということ。
明らかにセンスがないような気がするのね。でも、そのセンスってのは人それぞれだから、自分のセンスにあっているならばそれでいいと思うよ。
子供の名前なんてそういうものだからね。
僕の名前のトホホな由来は、「内省ボーイズ」で喋ったけれど、子供に迷惑をかけなければいいと思う。
でも、親のエゴで変な名前をつけられて困る人もいる。「悪魔」君、とかね。結局、受理されずに別の名前になったけれどさ。
なぜセンスがないのか?
では、次になぜキラキラネームにセンスを感じないのか?ということについて。
名前は、毎日、つきまとうものだから。
時折しか会わない人、見かけない人、であれば、キラキラネームは「素敵ね」でいいかもしれないけれど、突飛なのは、毎日生活を共にする人、郵便物を見る家族、表札を見る息子や娘、親。そういった人たちは、
飽きる
に決まってる。そういう事ね。
飽きちゃいかんのか?
次に、飽きちゃいけないのかよぉ、という事について。
飽きたっていいさ。それでよければ。
でも、僕は、毎日乗ることはないだろうから、と、派手なオレンジ色の地味ではない、バイクにした。毎日乗ったら飽きるだろうけれど、数日に一度乗るなら、飽きないでかっこいいと思えるだろうと。
そして、それでも乗りまくって飽きたら、別のバイクに買い換えればいい。そう思っていた。
美人は三日で飽きるだろう?
美人はこれからどんどん醜くなっていくだけだろう?(ド偏見)
結婚相手は美人でも巨乳でもなくていいと僕は思っている。
このあたりのことは、シティカブリオレに乗ってすぐに気づいた。車の免許を取得してから、放送作家の仕事が忙しくなったので、車の移動が増えた。となると、チョークを引いてエンジンをかけ、かけられないときがあったりするような面倒な車だと、
やっかいだった。
車もPCも、めいっぱい使うのだから、地味で使いやすい方がいい。ということで、ウィンドウズになったし、シビックとか乗ってた。今はノア。
芸能人やモデルとつきあう人は「一度はミニクーパーに乗っておくか」という理由でミニクーパーを買うのと同じように考えている人がいる。
恋愛遍歴の中に、一度は、ルックス重視でいこう、ってね。
なので、アクセサリーとしてつきあう人もいる。
そして、そのまま結婚すると「トロフィーワイフ」という。
ファッションしかり。キラキラネームは、「差し色」という意味合いに感じちゃう。僕はね。
目立つ!ってこと。
読めなくたっていい
とはいえ、ひろゆきの言う所の「読めるかどうか」で考えると、読めた方がいいけれど、一度覚えられれば間違われないでしょう。ということでいえば、
名前は「初対面の人のためのものではない」ので、読めなくたっていい。
名前負けしないか?
次に、子供が大きくなった時に、その名前を愛せるかどうか?という点もある。
名前負けしそうなモンのすごい雰囲気ある名前だと難しいという気もする。
例えば、名前が持つ雰囲気とイメージだよね。
小百合という人は、女っぽい。
とか、明美ってスナックの店名っぽい、とか。
マサルってサスペンス劇場に出てくる逃げる犯人の名前っぽい、とか。
山梨谷梨って劇団員がいるんだけれど、タクヤって本名でさ、それが僕らは面白くてしょうがない。身内の話だから正直笑うけれど、本当はそういうふうに名前を偏見で受け止めて何かを感じたりするのはよくないけれどね。
よわっちぃ大津ワインの下の名前がツヨシってのも、面白くて。あ、これ、どちらも四月末のアトリエ公演に出る劇団員です。
劇団名
そして、劇団といえば、劇団ビタミン大使「ABC」というのも、あえて「覚えづらい名前」を意識してつけた。
呼ぶのが恥ずかしい名前の方が、ちゃんとした活動をして、それが恥ずかしくない時が来ればいい、だけの話ってね。
ラジオ好きな木の実ナナさんが、お会いした時に
劇団ビタミン大使「ABC」の皆さんは元気ですか?
とおっしゃってて我慢汁でた。
マサルという名前
そして、自分の賢という名前、これは、読めない。サトルとか言われる。
なので、僕は、子供に、「一発で読める」名前をつけた。二人とも。
一人は息子、一人は娘。
そして、「読み間違えようがない」名前にした。ざまぁみろってんだ。
そして、こんなことも考えた。
兄、妹、ともに、僕と同じく、「漢字一文字」の名前にした。どちらかを変えれば、例えば二文字の方が
もしかしたら自分は本当の子供じゃないんじゃ?
と不安になるかも?などを考慮。もはやこの時点で過保護と言われればそれまでだが。
ちなみに、子供の名前は、画数とかも猛烈に調べた。だが、数冊の本を読むと、全部の著者のおすすめとなると息子の名前は、「淋太郎」しかなかった。なんだそりゃ。淋しい太郎? 淋病の太郎? わけわからないので、やめた。女房にも同意を得て。
その時一緒に仕事してた、橋本ゲンって作家さんにも
本読んで決めるってことは、その人に決めてもらってるって事だから、阿呆なんじゃないか?って思いますよね。
って至極当然のことをいわれ、ごもっとも、と。
番組名
では、番組名はどうだ?
僕は、あえて、ダサく「宮川賢の」と名前をつけるだささにこだわりつづけてきた。
だって、そもそも、AMラジオなんだよ。AMラジオってダサイでしょ? どう考えたってダサイよ。どんなにおしゃれな番組作った所で、隣ではおじいさんが喋ってるし、選曲もダサイし、ジングルもダサイ。そもそものステーションイメージが老人なんだからさ。
その中で、必死にカッコつけようとしている番組たちを恥ずかしいと思って、あえて、
そういうことはおやめなさい
と言わんばかりに先頭きって、ダサイタイトルにこだわり続けたよね。つまり一周回ってる。
あとは、どういう番組かを想像しやすくする。という目的で番組名は考える。当たり前の話だよね。どういう番組かまるでわからないのは、とっつきづらい。
でも、有名タレント番組とかアイドル番組とかであれば、なんでもいいだろうけれどね。
そんな中、最も考慮すべきは、
メールアドレスの@の前を想像しやすい番組タイトルにすべき
ってこと。メールを読むならね。@の前に「入れやすい」番組名ね。最近始まった番組なのに、メールアドレスを聞いただけで、どの番組かわからないのがあるよね。
無能だと思うよ。一枚でも多くのメールが欲しいんじゃないのか?
つまり、ひろゆきが言う所に同調できる部分があるとしたら、そういうところだね。
番組メールアドレスと一致しづらい番組タイトルつける親は馬鹿が多い。ってことね。
言ってみれば、「それがこの番組のセンスなので」というオールマイティな逃げ口上を用いて、会社の金で遊んでるだけなのよね。そういうスタッフを見ていると本当に、営業の方々には頭が上がらない。感謝の気持ちしかないよね。
ちなみに、大昔に携わっていた「宮川賢のパカパカ行進曲」ってののパカパカってのは、作家のメガ君案だけど、繰り返しを取り入れた。
ラジオで当たってる番組って、
- 本気でDONDON
- やる気満々
- ゆうゆうワイド
- てるてるワイド
とか、「繰り返しタイトル」が多くてさ。倣ったよ。
つまり、偉そうにいろいろ語ってる割に、くそ前例主義じゃねぇかよ!ださっ!
ってことね。