カテゴリー
blog

早く親になった方がいい理由【偏向持論】

あけましておめでとうございます。大晦日に親に手作りおせち料理を届けて、感じた事があり。それは、子供はとっとと作った方がいいのではないだろうか?ということです。ほぼ確信に近く。そしてそれは今の年齢になってから余計強く思う事で。

おせち手作り

ここ数年、ラジオショッピングでおせち料理を買ってました。それがどうも、サボっているような感覚で釈然としていなかった。そもそも、おせち料理ってのは、食事を作る家人(男であれば女性であれ)がお休み出来るように、という意味で出来た料理ですよね。そして昔は、スーパーとかコンビニとかないから、当たり前のように正月は店がやってなかった。今は、マスメディア以外の業界でもフツーに正月働いてるよね。モーレツ社員とか言う言葉が流行っていた頃の嫌な因習が歪に残ってるね。

料理を家庭で作る人が楽出来るように、ということで、まとめて作っておく、それを食べる代わりに、ゆっくり休む、が目的なのに、

その「楽する為の料理」を「作らない」ってどうよ?と。しかもそれに、金粉まぶしたり、高価なものを並べたりとか、完全に「商品化」だよね。お正月だから、気分をアゲたいというのは判るけど、本来の意味と違うのでは?と。なんとなく気持ち悪かった。

ので、作ってみた。しかも、おせち料理に入れなくてもいいような、それでいて自分が子供が食べたいもので保存がきくものも追加して並べたりして。とりわけ肉を増やした。

だって、酢の物とか、ごまめとか黒豆とかそんなんばっかの三日間はシンドイっすよ(現代っ子)。

で、作ったので、それを持っていった。親のマンションに。喜んでくれて良かったです。

親の面倒を見る時

勿論、時代だから、子供や息子の嫁が親の介護をするのが必須というのはよくない。勿論したければしていいけど、もはや僕は、しない方が世の中の為だと思っている。

人間は年を取れば、必ず、頑固になるし、自分の思い通りにならなければ怒る、そしてボケるかもしれないし、体は弱って、人に頼らないと生きていけなくなる。

だけど、子供や嫁さんが介護をすると、ほぼ間違いなく全員が不幸になるようなイメージで。誰も得しない、という。

それって要は、施設に入って貰う事が如何に「ひどい」という認識が日本中に広まっているからだよね。入って欲しいと願う子供側も、「うちで介護出来なくもないのに、施設に入れるのは自己嫌悪」があるからだ。

まぁ、それぞれの事情があるから紋切り型に語れないけどね。

ともあれ、いずれ「介護」しないまでも、面倒を見る時が来る。今、僕らは一緒に住んでないけど、面倒は見ている状態にある。細かい事を含め色々。

それについて、ああ、今で良かったな、と思えるので。

子供は早く産んだ方がいい。

僕は、もうすぐ還暦なので、気持ちに余裕がある。自分の子供が成長して手がかからなくなって数年で2人とも自立するので、気持ちにも時間にも、金銭面でも余裕がある。余裕ってのは、金が余ってるワケではなく、「子供のミルク代を稼がなきゃ!」と厄介になって遮二無二働く必要がないというだけ。

親父が30歳ぐらい、母親が22歳で僕を産んでくれた事が原因だ。だが、もし、十年後に僕が生まれていたならば? つまり、母親が32歳で僕を産んでいたら? 父親が42歳で僕の父親になっていたとしたら?

僕は、40代の働き盛りに「親の面倒」を見ないとならない。こんなにつらい事はない。仕事に集中したい時。

もし、二十年後だとしたら?

僕は、30代のまだまだ中途半端な社会人っぽい男の頃に、親の面倒をみないとならない。親の資産のポートフォリオを税理士に見せて相談したり、親のケアマネージャーと連絡を取り合ったりしなければならない。

勿論、それは一つの人生だし、それが残念というワケではないし、人それぞれだけど、僕は、親がそれほど年を取る前に僕らの親になってくれたお陰で、良かったなぁと思う。

年を取ると優しくなる

年を重ねると丸くなるし、優しくなる弱気になるし、涙もろくなる。それは自分でもよくわかる。そのタイミングに親の面倒を見る事が出来ると優しくなれる

だが、若いと「イライラしてしまう」と思う。

30代から40代だと、セブンイレブンでコーヒーを入れた前の客がその場を離れず、機械の中にカップを置いたまま、砂糖やミルクを入れてグルグルマドラーでかき回していたら、「ざけんなよ!」と思う世代だ。

だが、50代だと、それを「待っていられる」世代になります。自分がイライラさせる側に、喜んで回っていきます。

そう思うと、30~40代で親の介護や世話をする、となると、仕事にも影響がある。出世をそれで諦めなければならない可能性もあるし、夢が潰える危険性もある。

それを親は喜ぶだろうか? 親は老人であればあるほど、わがままなので、さも当然の権利としてそれを受け止めている危険はあれど、

では、その親が同じく30代~40代の時に、それを知ったら「バカ、そんなんだったら、俺たちの面倒なんか見ずに、仕事しろよ!勿体ない!」と言う筈だ。

親子の年が近ければ近い程いい

親と子の年齢が離れて居ず、近ければ、その分、子供が老人に近づいてから面倒が見られるので、気持ちしんどくない。

そういった点で、子供は早くに作った方がいい。と僕は思った大晦日でした。
昨日の大晦日が10年前や20年前だったら、仕事のストレスで家族連れでハワイとか行ってた時。パーッとハネ伸ばさなきゃやってらんねぇぜ!の極致だった頃。その頃に、ケアマネジャーから嫌みの一つでも言われようものなら、全部断って一存で施設に入って貰うという判断すらしかねない。

介護をしない前提の話

だが、全ては介護を息子夫婦がしない前提の話。介護をしなきゃいけない田舎の雰囲気とか、経済理由とかだと、これらは全て戯言(というか絵空事)でしかない。

しかし、介護は、もうしない方がいいと僕は思う。誰も得しない。一緒に住んでいたとしても、なんとかした方がいいと思う。

そして、自分は、自分の子供たちに自分の介護をさせたくないので、自分が介護しない道を選びたい。自分がしてたら「オヤジもお祖父ちゃんの介護してたしなぁ」と、倣ってしまいそうで。僕が離婚を考えないのも、子供に離婚を身近に考えさせたくないからだしね。

明日、おせちの補充に行くぜ!

(Visited 37 times, 1 visits today)

作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。