根性論が跋扈していた頃を経て。運動部は「疲れても水を飲むな」なんて教えが「愚の骨頂」と認識されてから、徐々に厳しいトレーニングも問題視されるようになり、上下関係の厳しい社会構造が問題となってきた。
だが、それでいいのか?と思う部分もある。ハラスメントを肯定するつもりはないけれど。
宝塚の変な決まり
挨拶
予科性は遠方の本科生らに過度な大声で挨拶をしていた。だが、それが黙礼に変更になった。阪急電車への挨拶も廃止となった。
表情
本科生の前では、予科性は、
眉間にしわ寄せて口角を下げる「予科顔」をしなければならなかった。
それが廃止となった。
はい・いいえ
本科生への返事は原則的に「はい」と「いいえ」などといった言葉に限定されていた。それが廃止となった。
謝り方
ルールに反した予科性が本科生に謝る際は、ほかの予科性も違反を自主申告して一緒に謝る
「連続謝り」
があったが、それが廃止になった。www
校内掃除
予科性に校内掃除の場所が割り当てられ、前年の担当者が1対1で教育していたが、グループで担当する方法に変更となった。本科生へのノート提出は廃止になった。
こられはハラスメントか?
あまりにも面白いのでハラスメントかどうかとかはどうでもよくなっている。まぁ、北朝鮮の喜び組と一緒にされたら嫌だわ!というのもあるのかもしれないが。
教育は行き届くのか、事故が起きるのか?
香月弘美事件というのをご存じか。代役で宝塚の舞台になった香月さんは代演の初日こそ無事にすんだが、二日目のソワレ(夜の興業)で、迫りの上下(矢沢永吉がステージの下から上がってくるやつ、あれを迫り舞台という)の機構に衣装を巻き取られて、胴体から真っ二つに切断されて死亡したという事故だ。本当に恐ろしい。
ハラスメントがなくなることは絶対に必要だけれど、では、「ぬるま湯になっていい」という訳でもない。厳しい環境がいいのか、本人に緊張感管理をさせるのがいいのかは判らない。でも、今風な口の利き方のよく分かってないようなパープリン系美女が宝塚から輩出されてもそれはそれで魅力的に評価されるような気もする。均一化は演劇の魅力の対極を行く方法論だからね。
ヤクザが減ってる
興味深いのは、上下関係とかが厳しくて、それが嫌だから、暴力団になりたがる若者がとても減っているという事。いいね。アベノミクスなのかな、これも。後期高齢者ヤクザが激増していて、それがとても興味深い。
今、調べて読みたいと思っているのは、老人服役囚と老人暴力団のルポルタージュ。結構面白い本が沢山出ているみたいなのでね。