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稽古初日★☆

本日稽古初日。ナレーション収録をして、読み合わせ。二度丁寧に回す。作者でもあるので、意図は伝えやすい。作者と演出家の「完成ビジョン」にズレはないのでね。

いい汗

端的に言うといい汗かき倒した感じ。久しぶりに肉体も精神もヘトヘトに。初顔合わせの役者が多いとこうも集中力を要するのか。まぁ集中して一秒でも無駄にすまいと思って臨む変に貪欲なところが僕にあるから余計にね。

山梨玩具

そしてやはり、山ちゃん(女優と結婚した人ではなく山梨谷梨)は玩具だ。

まぁ、そういう事でいうと、芸能人というのは、視聴者共有の玩具みたいなもので、女優さんと結婚したお笑いタレントの方の幸福も、自分が育てた馬がダビスタでG1獲ったような嬉しさがあるよね。みんなが好きな芸能人が幸せになると、国民全体が幸せになれるので、こういう浮いた話は今のささくれ立ってる日本では必要ですし、貴重です。大抵の人が手放しに喜べる他人の幸せってのもそうそうないので、ここからみんな元気になれたらいいですね。

さて、で、劇団員の方のヤマチャン(玩具)ですが、玩具だから何をしてもいいと思って色々台本に書いたけど、既に本人は色々な支障を来す部分をクリアしようと思案していたようで、聞けば「ああ、色々大変なんだな、やっぱ玩具は」と玩具マターの事について玩具軽視していた事を玩具反省したよ。

先週配布した台本をみんながそれぞれ各自で読んでいたワケだが、今日初めて、役者揃ってセリフを並べてみた。パーツが揃った嬉しい感覚。今までは、なんだろ、楽曲のベースだけの練習していたようなそんな感じだったのでしょう。今日初めて全員揃ってバンドメンバー全員揃って演奏出来たような喜びに満ちていて良かった。

役者全員が共演者とセリフを交わせる快感に浸り、それはまさに水を得た魚のようで、見ていて気持ちいいものだった。

ミイラを起こす

台本を書き上がる度に、それまで寝ていたミイラを覚醒させるような実感を感じる部分がある。

勿論沢山芝居をヤリ倒している人も多いのだけれど、それでも、役者というのは、「舞台に立っていない」と役者ではないわけです。

舞台俳優というのは、日本だと日本語が喋れれば誰でもなれるワケです。キャスティングされればいいだけの話なのです。
それはまぁ、番組持たせて貰えれば誰でもラジオパーソナリティになれるのと同じ事ですが。

ですが、あくまで一時的な状態を指しますよね。つまり自分の意思で続ける事が出来ないのがラジオパーソナリティです。やりたくても出来なければラジオパーソナリティは名乗れません。やってないんだもの。舞台俳優も同じで、舞台に立つ機会が得られなければ舞台俳優にはなれません。

舞台俳優は稽古をして本番の舞台に立ちます。台本があって、セリフや段取りがあり、それに従って稽古を進めます。それら約束事の全てが揃って、覚えて出来るように鳴って初めて舞台俳優になれるのであって、その機会を得ずして日々が過ぎてしまうとその人は舞台俳優とは言いづらくなります。名乗りづらくなります。いや、自分の本質をそこだと思っている人はどれだけ出演していなくても舞台俳優だと言い切ればいいといえばいいのですが。

そんなミイラを起こす作業のような、僕が台本を書く事で、それにより、覚醒する役者という魅力的な持ち場の人たちがいるとおもうととても嬉しいのであります。
僕は結局とどのつまりはコンテンツホルダーだと思っているので、素敵な表現インフラを持っていようと作れなきゃ意味が無い代わりに、作れる人はどんなキャンバスにでも何かを描けるので、作品が枯渇することはない。面白くない人生に変わる事は永遠にない。

決して眠り続けていたワケではないミイラたちが今日会った顔ぶれでしたが、セリフを渡すと本当に命が宿ったように生き生きとしてくるので不思議です。まぁそれは勿論、役者に限らず、セリフに対しても言えることかもしれないけど。

つまり、台本ってヤツも、役者が具体化してくれるから形になるワケで、役者のお陰で台本というミイラも覚醒しているのかもしれませんね。

7/19~21

公演は7月19日(金)から21日(日)4ステージとチョロッとやります。なのに当然だけどちゃんと作っているので是非観に来て貰いたい。よろしくお願いします。
https://youtu.be/eTAke6hB9Cs
a girl in the wild

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作成者: 宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。