大好きな渋谷直角なので、本屋で見かけたら即買いです。
SPA!で連載
チラと、どこかで(床屋かどっか)で読んじゃったんだよね、一度。連載されていたのを。安倍晋三に無理矢理お願いされてる主人公のところ。
中崎タツヤ、根本敬とかをしらみつぶしに探して読んでた二十代の自分と違って、恐らくそれと同等に大好きなんだろうけど、そこまで血眼に探して追いかけて買いあさるって感じじゃない今なので(単純に年齢だと思う)、詳しくチェックしてはいないけど、本屋さんで見かけたら即買う。
やっぱ、たまに本屋さん行かないとならんね。
「カフェでよくかかっているJーPOPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」
って、本が、コミケか何かで爆発的に冊子で売れて話題になって、書籍になって、猛烈に面白くって。
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そんでもって「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」も、サイコーじゃないですか。
なんだろ。サブカル好きな人たちをコケにしてる感じと、それなのにちゃんとサブカル好きって感じと、ない交ぜになってるのが出色で。
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お笑い芸人の卵の「ネタはクソつまらないのに、お笑いに関してはやたら詳しかったり理論武装されてたりする変な若人の話」とか、泣けて来るものが多い。
共通の魅力は、というか僕が好きなのは、「厭なヤツがちゃんと出てくる」って所。
ほのぼのしたタッチなのに、ちゃーんと厭なヤツがいる。うわっ。げげげっ!って思うキャラクターが。
そこがたまらんのだよ。
アメリカ
で、今回は「さよならアメリカ」。これまでのお得意の要素でいうと、アメリカ被れってのが、まずいつもの要素で、ウォーホルってのがこれまたいつもの「憎い固有名詞」として効果発揮。
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少人数の登場人物なのに、ちゃーんとしてる作品。これも好きな要素。ちゃーんとしてる作品ってのはね、どういうことかというと、つまり、連載してるから、評価が高い要素を引っ張って伸ばすみたいな事を一切してないってことよ。手塚治虫みたいってことよ。水で薄めたような部分がないってことよ。
なんだろうなぁ。例えばさ、海外ドラマでね「やたら次を見たい!と思わせるのだけが上手い海外ドラマ」ってあるじゃない。ああいったものって、観た挙げ句に結局「なんでこんなの長々と観てしまったんだろう?」って悲しくなるじゃない。何度か経験あってさ。作品としてのまとまりなんてまるでないからさ、なーんとなくついつい最後まで観ちゃうけど、受験生のオナニーみたいに「何をやってるんだ、俺は」という無力感。残念な気持ち。
漫画もそういうのがあるでしょ。当然あるよ、連載してるものの中にはねえ。そういうんじゃないってこと。
なんだかさ、野狐弾のあのタイトル(「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」)の楽曲でインディーズやってた竹原ピストルが、今のああいった熟成になってさ、
あなたの両腕を切り落として私の腰に巻き付ければあなたはもう二度と他の女を抱けないわ
「貴方解剖純愛歌~死ね~」って曲でそんな歌詞を歌っていたあいみょんが今のああいった「マリーゴールド」とか「ハルノヒ」とか歌う完成型ってものを見ているとさ、
これはそういった意味合いでの「渋谷直角の完成」って事になるのかなと思ったりもした。
つまり巨乳の女は毎晩抱けって事よ。本当に素敵なオッパイの形をしている時期ってそうそう長くない。どんどんスタイルは変化するし、オッパイは垂れていく。最高の瞬間は本当に一瞬だけ。何でもそうだよね。
「あの人はあの時の方がカッ飛んでた」って言うのは簡単だよね。俺も言われ続けてるし。要は、巨乳の最高の状態は受け手にとってそれぞれ違う一瞬なんだよな。
関係ないけど、山崎ナオコーラの「趣味で腹いっぱい」も早く読みたい。得意のエッセイかと思ったら小説みたいだ。なんでナオコーラの事を思い出したかというと、これまた「人のセックスを笑うな」が忘れられなくて。
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ああ、こうやって、あの時のナオコーラと比較してる。いかんいかん。オッパイなんてぇもなぁ、多少垂れてるぐらいが丁度いいではないか。