おバカな教師がおりました。生徒に「レイプしたいならば18歳以上を狙いなさいね」とほざいたのだ。
マレーシアの話
17歳のアイン・フスニザ・サイフル・ニザムは普通の高校生。それが、体育の授業で教師がレイプについて話をして、冗談で、変な良い方をしてしまった。それがよくなかった。
この教師は、未成年者を性的虐待から守る法律があると説明し、レイプをしたい男子生徒は、18歳以上の女性を狙うようにと言ったのだった。
それを教師の意図通りに「冗談としてうけとめ」笑っている男子がいた。そのことに疑問を感じた、アインさんは、TikTokで問題提起をしたことで、いきなりマレーシアのスクールハラスメント告発の旗手となったのであります。
レイプを冗談にしてはいけない
レイプを怖がるのは女性なら解る話であり、力がない「女性」は、常に何かに怯えつつ、何かがないように、自分たちより腕力のある男性から変な事を力尽くでされないように祈りながら生きている部分がある。それを安心に変えるのが治安であり政府の仕事だ。
だが、男性側からしてみたら、自分はレイプをする予定がないし、するなんてもってのほかだ!と思うから「笑う」のだろうけれど、笑いづらい話と受け止める女子の気持ちも勿論分かる。
この問題提起は、とても美しい。この「一見、なんてことないような話」だが、問題が隠されている、隠れている、内包されているってのが問題で。
気をつけようとしていても、気をつけているつもりの僕らでさえ、変なところで線を越えて、それを女性から「しょーがねーなー」と見て見ぬふりをしてもらい許して貰えている状況があるに違いない。
アインさんの言葉
「先生は本当にそう言い、女子は静まり返った」と動画でアインさんは語った。「でも男子は、誰かをレイプすることについての冗談が最高に面白いかのように笑っていた」
アインさんの生活は一変する
アインさんは、動画が痛いところをついていたのだろうと考えている。なぜならば、虐待は「マレーシア中の生徒たちが経験していることだからだ」と主張する。「一人の教師の問題だけではなく、教育制度全体の問題だということを証明している」
市民団体によると、マレーシアでは長年、学校での虐待が問題とされてきた。身体的・言語的ハラスメントの他、イスラム教学校では生理中の女性は礼拝の義務を免除されることから、女子生徒が生理中かどうかを確認する抜き打ち検査で、プライバシーを侵害されたという訴えもある。
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これを読んでから、レイプはまるで笑えなくなったよね。日本のアダルトビデオはクレイジーだと評される。普通に「レイプもの」というジャンルがあって、それをみんなで愉しんでいるだなんて!だそうです。そりゃそうだな。
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