コロナと日本人(文藝春秋)表紙

【covid-19】😅政府の無策ではなく、共同体倫理への甘えか?

東京都の最新感染動向、という特別サイトがあって、見れば一応、一望できるようになってる。自治体の長に成績を付ける事は難しいし、現況でそれをするのはナンセンス(武士の情け)でもある。だが、それぞれ個性があり。

地方自治体の独自コロナ対策制度一覧

自治体対象対応策や特典
北海道
白糠町
制度の名称など5000円の商品券配布
対象者や条件、
制度の内容など
町民に町内限定の商品券
「元気!!しらぬか応援券」
5000円分を配布。
山形県
大江町
制度の名称など3000円の商品券配布
対象者や条件、制度の内容など市民に一律3000円分の商品券を配布。
5月17日から引換券と交換を開始予定。
山梨県
富士吉田市
制度の名称など
新型コロナウイルス撲滅支援金
対象者や条件、制度の内容など市民に一律1万円を給付。
5月上旬に開始される予定。
静岡県
西伊豆町
制度の名称など
一律1万円給付
対象者や条件、制度の内容など町民に一律1万円の地域通貨を給付。
5月18日から支給。
福井県
勝山市
制度の名称など子供1人に6万円現金給付
対象者や条件、制度の内容など市内の0才から中学生までの
子供1人につき6万円を給付。
所得制限などはなく、
5月上旬までに給付を終える予定。
福井県
坂井市
制度の名称など一律1万円給付
対象者や条件、制度の内容など市民に一律1万円を給付。
大阪府
大東市
制度の名称など休校支援策
対象者や条件、制度の内容など→市内の小中学生1人につき
1万円を全家庭に給付。
和歌山県
那智勝浦町
制度の名称など3000円の商品券配布
対象者や条件、制度の内容など全町民を対象に、町内で使用できる
一律3000円の商品券を配布。
岡山県
奈義町
制度の名称など5000円の地域通貨給付
対象者や条件、制度の内容など奈義町のすべての町民に交付
されている「ナギフトカード」を通じて、
一律5000円の地域通貨を給付。
兵庫県
明石市
制度の名称などひとり親の養育費支援
対象者や条件、制度の内容など児童扶養手当を受給している
ひとり親世帯に5万円を上乗せ。
5月11日に振込予定。
兵庫県
明石市
制度の名称など感染対策費
対象者や条件、制度の内容など海外から帰国した市民に自宅待機を
徹底してもらうため、感染対策費1万円と
2週間分のマスクを支給。
愛知県
刈谷市
制度の名称など水道、下水道の基本料免除
対象者や条件、制度の内容など水道の基本料金、下水道の基本使用料金を
5月の請求から4か月分免除。
山口県
長門市
制度の名称など助け合い応援券
対象者や条件、制度の内容など全市民を対象に一律5000円分の
応援券を配布。
福岡県
上毛町
制度の名称など一律2万円給付
対象者や条件、制度の内容など町民に一律2万円を給付。
引用:女性セブン2020年5月21・28日号

国が駄目なら自治体に期待?
悪くない。「このハゲー!」でお馴染みになった埼玉県新座市では、店舗その他で、キャッシュレス決済を導入したら、一律5万円が支給される。ほお、こいつぁいいやね。

違うだろ、このハゲー!でお馴染み豊田真由子。
違うだろ、このはげーっ!(今となれば、お笑いのツッコミ風とも思える)

雑誌など書籍(つまりテレビ以外)のコロナ情報

何しろ、テレビは信じられないので、見てはいけない!と思いつつ、見ちゃうというより、目に入ってくる。それは、具体的にテレビを点けなくても、テレビで誰がどういうことを言っていた、等がネットの情報からも飛び込んでくる。ウザいけど仕方ない。これがネットとの付き合い方のようです。

そんな中、やはり、テレビでは絶対に言えないようなことを言論人は言いきっていて興味深い。とても面白い。皆さん、テレビで散々やっているから、それで「新型コロナウイルスのある程度の情報は網羅出来ている」錯覚に陥っている皆さん、是非読んでみて欲しい。とても面白いよ。

例えば、藤井聡は、

もはやこの期に及ぶと、これだけ努力してるんだから、あとは罹っちゃったらしょうがない。それが自分の運命だ、と思うぐらいの諦念、諦観に至ってる。

と言うし、インタビューを受けてる識者も当然のようにそれに同調する。僕もそうだが、世の中の雰囲気は違うよね。絶対にかかりたくない!とあがいているし、徹底した努力をしてるんだから、それで罹ったら仕方ないじゃないか?という思いがない。だが、これはテレビが原因かはわからない。

また、テレビに出てくる医者の物言いについて。

要するに彼らは「国民を救おう」と思って言葉を選んでいるのではなく「今ここで自分が非難されないようにするにはどうしたらいいのか」っていう基準だけで言葉を選んでいるのが見え見え。

それはとてもよくわかる。それがテレビで繰り返されるから、まるで普通の日常を過ごせない。

「こうして大丈夫ですか?」

と聞かれれば、99.999%大丈夫なことでも

「いや、絶対大丈夫とは言えません」

なんて答える医者が多い。うん、そりゃそうだ。よくわかる。保身の為のヘタレ発言に国民は不安にさせられている感は否めない。

施光恒(せ・てるひさ)曰く

欧米は?

難局にどう対処するかで、それぞれの国柄が出たという感じがします。欧米は法と権力を重視し、外出規制などに厳しい罰則を設けた。イタリアだと外出禁止に違反すると約35万円もの罰則を受けたと聞く。

中国は?

他方、中国は、まさに「デジタル権威主義」「デジタルレーニン主義」と称される形で対応した。国民1人1人のスマートフォンにアプリをダウンロードさせて、許されている行動の範囲で、赤、黄色、緑、といった信号機のようなバーコードが送られてきたらしい。人々の行動を監視し、感染者と接触したり、感染が懸念される場所に近づいたりするとシグナルが緑から赤に変わる。個人情報の保護など何もなく、デジタル技術を用いて国民行動すべてを監視・統制していくという方法をとった。

つまり、欧米は法と権力で、中国はデジタル権威主義でコロナに対処した。

では、日本は?

日本は第三の道を示した。

日本は個人の外出や商店の休業について、罰則なしで要請プラス指示だけで行った。なんだかんだ言いながらも大半の人々は協調行動をとった。

日本は、欧米の「法と権力」とも、中国の「デジタル権威主義」とも違う第三の道

共同体の倫理観といったものを発揮し、コロナに対処したのだ。

つまり、日本は、政府の無策という事ではなく、後手後手とか言われてるのが正しいのではなく、もしかしたら、我々の倫理観に甘えられている結果が今なのかもしれない。

そんな気もしてきたし、うーん。

フランスの、人口学者エマニュエル・トッド

「私は人口学者ですから、まず数字で考えます。戦争やテロと今回の感染症を比較してみましょう。テロは、死者の数自体が問題ではありません。社会の根底的な価値を揺さぶることで衝撃を与えます。一方戦争は、死者数の多さ以上に、多くの若者が犠牲になることで社会の人口構成を変える。中長期的に大きな社会変動を引き起こします。今回のコロナはどちらでもありません」

フランスの、人口学者エマニュエル・トッド

佐藤優

私は行政官だったからよくわかるのですが、もし移動を制限する法律を作ったりしたら、必ず、憲法9条とのかねあいで、違憲訴訟を起こす人が出てきます。その場合、違憲の判断が出る可能性はゼロではありません。もし合憲となったとしても、そんなことで何年も煩わされたくないというのが行政官の発想です。

佐藤優(コロナと日本人)

つまり、平和が故に、「自由」を我々国民に与えすぎてきた為に、欧米のような「罰則統制」に出る事が出来ずに、共同体倫理に甘える形で……つまり国民任せのような、無責任な対応に見えるのが政府なのかなぁ?とか思ったよ。

縛るなら補償しろよ

というような流れね。難しい。

これからも、時間があれば読もうと思うので、またスクラップしていくけど、ちゃんとムック本としてバランスがとれているものも多い。そのバランスが手練れで鼻につく部分もあるんだけど、例えば「コロナと日本人(前述)」ね。

荻原博子が、お金のことについて情報を出したり(この人そのものはどうかと思う部分もあるけど)、能町みね子の、外山恒一の政見放送の内容にシビれたという話。

人の命なんぞより自らの地位や利権が大事な奴らに「言う事聞かせる」ためには、こっちも死ぬ気・殺す気になって「頼むから、カネを出すから家でじっとしててくれ」と彼らが懇願し始めるまで、街に繰り出し続けるべきなのだ!

能町みね子(コロナと日本人)で引用された「外山恒一」の政見放送

色んなのが入ってるので、バランスが考えられている。ワイドショーのしたり顔の正義感よりも何倍も充実。

ブラマヨ吉田敬

とりわけ、この「コロナと日本人」では、ブラマヨ吉田敬の言葉が胸を打つ。涙を禁じ得なかった。人の親なら誰でも共感出来る内容。かいつまむとこうだ。仕事が忙しい。売れてから忙しいが、子供の成長をまるで見る事が出来ていない。そんなある日、父親参観の日に、父の代わりに母(奥さん)が行った。

「今日、幼稚園、父親参観の日やってん……。敬クンは仕事で無理なんわかってたから私が行ってんけど、皆はお父さん来てはってお母さんは私だけやった。だけどあの子優しかったよ。親子対抗でイス取りゲームがあってんけど、あの子メッチャ私を守ろうとしてくれた。でも負けたけどね……。そして負けた親は胸に「×」が書かれたシールを貼ってまた何回かゲームに参加するんやけど、あの子、その「×」のシール俺の胸に貼るわって言って、私から取り上げて自分の胸に貼ってくれてん。ああ男の子やな、頼もしいなと思ってんけど、やっぱり寂しかったんかなぁ……」

そして、部屋でひっそり号泣する吉田さんは、その後、マネジャーにある提案をする・・・。この話のどこが「コロナと日本人」なのか?と思うでしょう。子供の成長がしっかり見られる「ステイホーム地獄」も悪くない、という話です。そして大爆笑で終わるこのエッセイの落ち(お見事!)。芸人さんは素敵です(ワイドショーでテキトー言ってる人たちを除き)。

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投稿者:

宮川賢

何しろ、インプットを多くしないとアウトプットばかりだと枯渇しちゃうし、ヤバいのでまずは読書を。そのためにソロキャンプや旅行や仕事も頑張らないとなりません。なーむー。