東京オリンピック。マラソンが札幌に変更に。これに対する小池都知事の対応は、正しいのかな?
ヒステリーか敢えてごねているのか?
小池百合子都知事は、怒っているようだ。「怒りすら覚えた」といった。それを見て僕が感じたのは、ほほお「政治屋」って事かね?と。
つまり、決定は覆らない。だが、どうせなら、ギリギリまで怒ってるフリをして粘って、予算を東京都以外から引っ張りだそうという魂胆なのかな?と。そういう作戦でゴネているとしたら、まぁ解る。でも、それにしても「怒りすら覚えた」というフレーズは言い過ぎかなぁと。
怒ったフリではなく、本当に怒っている。ヒステリーなのか?とも思えてきた。それにより「だとしたらなんだかなぁ」と。
森と犬猿の仲?
森喜朗とIOCが、水面下で話し合いを進めてきた事で、まるで蚊帳の外に置かれたテイになった小池百合子都知事が、心底怒ったのか? という疑問。つまり、プロとして算盤ずくに怒ったフリをしているのではないのか?と。
森喜朗と小池さんは仲が悪い。
そして、五輪は「自分が呼びたかった」ワケではない。
相談なしに決定された事で不愉快。
そういった事なのかなぁと。だとしたら、うーん、非生産的な気がして。
覆らないのであるならば
決定は覆らないワケでしょ。であるならば、どんどん次に話を進めていっていいように思え。いや、残念に思う人も多いでしょうし、不愉快に感じる人も沢山いるでしょう。でも、決定なのなら、とっとと複雑怪奇な事務作業をガッシガッシと進めていかねばなるまい。それを遅らせるのは如何なモノか。と僕は思う。
僕は、潔いタチなので、ゴネ続けて「困ったちゃん」になるのが不得意だ。だが、小池さんが本当に怒ってゴネているとしたら?
お金は出さない
それにかかるお金は東京都は出さないということだけど、では、どこが出すのか? IOCか森喜朗か(笑)、札幌か?
IOCは「予算の算出もやぶさかではない」そうだ。そりゃそうだ。急に変えてごめんね、てなもんだ。こちらは紳士的。だが、東京の態度はどうだろう。僕はなんだか恥ずかしい。
札幌はとばっちりであり、「ラッキー!」って程でもない。「そんなに急に言われても?!」な部分もある。勿論、経済効果はあるでしょう。しかし、札幌はそれにより、予定していたイベントや行事を反古にせねばならなくなったし、会場やコースも整備していかねばならない。そいつぁ大変だ。
辺野古移転と一緒にするわけにはいかないが、
札幌に対してリスペクトがなければならない。迷惑をかけてしまう部分もあるだろうし、札幌が「うん」と言わなければ東京オリンピックが実現しないようなもんだ。「えー、やりたくないからやらなーい」って言えばそれにて一巻の終わり。爆笑ネタ。
死者が出ていいのか?
都民ファーストと言っていたが、北海道民セカンドって事のようだ。アスリートファーストは? そっか、アスリートが1番で、都民が2番で、札幌が3番? 何ソレ。無理矢理東京でやったとする。ちゃんとした結果が出なかったとする。ランナーで体調を崩す人が沢山出たとする。東京五輪は最悪だったね、と世界に広まる。それは東京の為なのかしら。
よく考えてみて欲しい。
これから「やはり小池さんが怒っているので、東京でやることにしました」という事になろうはずがない。あり得ないと思うのね。IOCだって辛い立場。でも「決定」という悪役を買って出る事で、最善を尽くそうとしている。ドーハは深夜にスタートしてもあれだけ棄権者が出た。
カタールのドーハで27日に開幕した陸上の世界選手権は、中東での初開催。日中40度を超えることもある酷暑を避けるために、女子マラソンは日付をまたいだ28日午前0時過ぎのスタートとなった。
日差しはもちろんないとはいえ、スタート時の気温は32・7度で湿度も73・3%。案の定、棄権者が出場選手の4割を超え、完走率は1991年の東京大会を下回り、最悪となった。外で取材している記者の前をカート型の「救急車」が選手を乗せて行き交う場面も。選手にとっても予想以上に過酷なコンディションだったようだ。(朝日新聞)
いや、立場を思えば「さぞ不愉快だろうなぁ」とは想像に容易いよ。無視して勝手に変更を決められてしまい、「よろしくっ」みたいな感じ。冗談じゃない!そう思うでしょう。怒りたい気持ちも解る。細々したお金をどこが出すのか?とかは考え始めたら厄介だ。
しかも、五輪の放映権は4割がアメリカ(つまり大スポンサー)。そのアメリカの予定にあわせて8月開催になってる。なのになによ!というのも解る。
だが、ゴネればゴネる程、「選手の気持ちが落ち着かない」し、「準備もどうすればいいのやら?」になるので、いい結果は望めない。アスリートは文句を言わない。そこが本当に素敵だと改めて思うのが今回だ。
いくらなんでもヒドイだろう!と桜庭和志が「スベルよスベルよ!」とぬるぬるオジサンを指摘したけど、それ以外は大抵、ヘッドバットのようなものも甘んじて受けていたしね。
水泳もスケートもルールがガンガン変わる中で、必死に対応してメダルをとってきたのが選手たちだ。僕が楽しみにしているボルダリングも、総合競技になっちゃって、4種全てが上手く出来ない人は報われなくなった。それでも僕の好きな野口啓代は文句言わず苦手なスピードとか克服しようとしてる。
そして、東京から札幌に変更になることは、マラソン選手全員が同じだ。
半分が東京で走って、半分が札幌で走る。
であれば、「勘弁してよー」だけど、そうではない。つまり平等で不公平がない。
そんなスポーツマンシップを思うと、ガタガタごねてるのはシンプルに格好悪い。そう思えて仕方ない。これ、僕、自分がマラソンのチケットを当選して買えていたとしても同じ事を思うよ。
札幌はいつもそこにおりました。北の地でそっと暮らしておりました。ある日、遠くから聞こえる声に耳をすますと「言うほど涼しくない」とか「マラソンコースとして不適切」とか「経済効果ぼったくり」とかなぜか口々に札幌の悪口を言っています。札幌は悲しくなりました。ただそこにいただけなのに。
— 北大路公子 (@kemedine) October 27, 2019
正直なところ、札幌でオリンピックのマラソンやってほしくないんですよ。その時期は大通公園はビアガーデンをやっているんですよ。どっちが大事って言われたら絶対にビアガーデンなんですよ。
— あづ:DQ10ではノザでやってます (@8az3) October 27, 2019
そもそも、8月の東京が「温暖でアスリートに最適」と主張した方々は何も責任取らないの?
行政の嘘はデフォだから、罪に問われないの?
嘘ついてでもオリンピック誘致するのが仕事なの?
決まったもん勝ちなの?この嘘誘致オリンピックにかかるお金を被災地に回してほしいhttps://t.co/nORlLAk3IZ
— おしどりマコ@脱被ばく。自己決定権の回復を。 (@makomelo) October 28, 2019
中止の方がいいのかな?
中止を人質にしてゴネているのかな?とも思えなくもない。
東京五輪のマラソン・競歩の開催地変更で追加予算の押し付け合いが始まった
小池都知事→負担できない。国が負担すると言った
政府→運営は東京都と大会組織委員会が責任を持って
札幌市長→組織委員会負担が原則
組織委員会森会長→IOCが持ってください
中止のほうがいいのではないか? pic.twitter.com/7RFCt2tfkZ
— 三権分立 果たせ! (@liberal16peace) October 28, 2019
色々な意見が当然ある。中にはこういうものも。↓
IOC会長と蜃気楼は、五輪マラソン札幌変更するなら、ポケットマネーで東京五輪の全費用負担しろ!新国立の一番の見せ場はマラソンだろ!典型的な老害!
— daisuke (@dymgc) October 30, 2019
やはり、どう考えても反対派は「自分が嫌だから」。まぁトータルで見て「どれが相応しいか。どう落ち着かせるのが仕方ない選択肢なのか」は考えていない。自分の事しか考えなければ、物事は決まらないよ。自分の事だけ考えている人は意見を言っちゃダメだと思うよ。
英語でもスピーチしてたけど「怒りすら覚えた」も訳したのかな?知らんけど。
豊洲移転の時は?
築地から豊洲移転の時も「もたもた」していたよね。もたもた大好き小池さん。
こんな意見が。
舛添要一の方が良かったんじゃないか。あ、嘘です。ゴメンナサイ。
どうせなら、そのまんま東に決まってれば良かったんじゃないか。あ、嘘です。ごめんなさい。
青島幸男の方が良かったんじゃないか? あ、嘘ですゴメンナサイ。
小池さん東京都の為に色々頑張ってくれてありがとうございます。よくしらないけど。