何しろビックリしたのは、永遠に続けるだろうと(勝手に)思っていたヒロTさんの引退発表だ。
関西DJ神
ヒロ寺平さんは、FMココロの生き字引。関西ラジオファンで知らない人はいないDJね。今、この方が30歳だったら、もっともっとFMは面白かっただろうに。
NACK5のファンフラの克也さんもいつまで聞けるのだろうかとか不安になっちゃう。
引退の理由
何しろ残念なのは、その引退の理由というか事情。
「語り部の先輩たちのリタイアされる年齢を追い越すというのが、ひとつの目標でもあった」と意欲十分だったが、引退の理由としては体力や精神的な衰えは全否定し、ラジオ環境の変化に対する取り組み方のギャップを挙げた。
「バブルが終わって30年、どの業界にとっても平坦な道ではなかった。ラジオ業界もその例外ではない。関係各部署で、それぞれがどんな危機感を持って立ち向かっていくか。当たり前ですが、これが一番大切なこと。この1年、危機意識の持ち方に対する温度差を痛切に感じた」と痛烈に警鐘を鳴らした。
さらに「その温度差を埋める努力も精いっぱいやってきた。でも、温度差を埋めるというところまでは到達することができなかったんです。だから僕は引退しよう。ここでスッパリ決めたんです」と引退に至るまでの経緯を説明した。(サンスポ)
「ヒロ寺平、引退します。今年の9月30日をもってリタイアです」
「67歳です。年齢的な衰えはありません」
「倒れるんやったら、喋りながらミキサーの前に突っ伏して倒れたいとずっと思っていた」
「徐々にではあるんですけど、僕を取り巻く環境が変化を始めた。特にこの1年」
「環境が変化すると同時に、息苦しいものに変化していった」
「バブルが終わって30年、どの業界にとっても平坦な道のりではなかった。ラジオ業界でも同じ」
「関係各部署が、どんな危機感をどうもってそれに立ち向かっていくか、ということ。これが大切なこと」
「この1年、危機意識の持ち方に対する温度差を痛切に感じた」
「温度差を埋める努力は精一杯した。でも、温度差を埋めることには到達しなかった」
「だから僕は引退しようとスッパリ決めた」
「ラジオはヒューマンメディア。人間の声で情報を伝えるラジオは間違いなくこれからも存在していく。僕は信じてる」
「今日のこの日鳴らした警鐘を真摯に受け止めて、ヒューマンメディアのトップを走るFM802、FM COCOLOがこれからももっと多くの人に聴かれることを願ってやまない」
「僕にとってラジオDJは天職。そこを去るのは万感の思い。まだまだやれるが、時期が来たんだなと思います」
↑これはここ。
とはいえミキサーに突っ伏すのは
まぁ、舞台役者が舞台で死ねたら本望とか言うけど、客もプロデューサーも共演者も大迷惑なので、正直やめた方がいいよ、と思っていた。
で、ヒロTさんも極端な例えとしておっしゃってるのだろうけど、実は最近、知人の有名DJがまさかの似たような事態に。心配で仕方ない。聞ける仲間もいるけど、聞くのも不安で。あの方が早く元気になることを強くお祈りしております。
HIRO T’S AMUSIC MORNING(8時台) | FM COCOLO | 2019/06/03/月 08:00-09:00
ラジオ制作に携わってらっしゃいます
ラジオ制作に携わってらっしゃる方です(克也さんもそうだけど)。
となると、やはり、感じる事が沢山あるんでしょうかしら。と思ったりして。そりゃそうだよね。仕方ないと思われ。長くやられている方は。
ラジオに携わっている人で(出演者もスタッフも含め)、いやあ「あの頃最悪だったけど、今サイコーだよねぇ~!」って言う人いるかな???
って命題を一所懸命考えて見たけど、思い当たらなかった。なんかしらいるんじゃね?って思ったけど。
あの頃より給料倍になったよぉ、嬉しーっ! って人。いなさそう。
ラジオ好きな人が辞めるって、ホントに思う事があっての事なんだろうなぁと思う。内外から見てるから温度差は強く感じるのだろうか。ともあれ、「今日でやめますっ」でないのは明かなラジオ愛であり衝動ではなく熟慮の結果を物語る。
ZAZ”Le long de la route”
21世紀のエディット・ピアフと言われたZAZ。前回ヒロTさんのラジオ聞いた時にかかってて覚えてる曲。