(#055)禁煙の思い出

俺は乗らないライダー！
No Run Night-Rider!!
禁断症状については
まるで禁煙と同じに感じるぜライダー！

最近、暑さのせいで、寝起きに魘されていることが多く。
それは、悪夢に近い、あまりよくない夢を見ていることが多いのであります。
具体的には、我慢できずにバイクに乗って、走り出した瞬間に、サイレンがなって、これまたよくわからない理由で切符を切られて「のおおおおおおっ！」とショックを感じるという夢だぜ。
二日続けて見た時は、自分はどうかしちゃったのかと思ったほどだ。それほど、乗りたかったのだろう。なぜなら、バイクは新車のまま、ここにあるからだ。今、一階のリビングにあるＰＣで入力している。ということは、壁を隔てて５メートルぐらいしか離れていないことになる。とても近い。どきどきする。恋だ。鯉だ。違う。恋だ。でもわくわくはしない。会えないからだ。会えるけど、抱けない。そんな関係だ。
何かに似ているなぁと思ったが、「禁煙」だった。自分はずいぶん前に禁煙をした。その時は、たばこが吸いたくて吸いたくて仕方なくて、吸う夢を何度となく見た。誘惑に負けて「吸ってしまって、自己嫌悪になっている」そんな夢まで見た。起きて「ああ、吸ってなかった！自己嫌悪にならずにすんでよかった！」と安堵したことが二度や三度じゃない。
だが、そうやってバイクのことを考えると、ふと、
いつ乗れるのかなぁ
と考えてしまうのも仕方ない。不毛ながら考えてしまう。でも、それはまずは免停通知が来てからだ。そして免停を経験してからだ。予定では、
１）免停通知が届く
２）その日に出頭する
３）減刑処置のための講習を受ける
４）それにより確定した免停期間に入る。
５）免停が明ける
６）そこで一度バイク屋に点検のためにバイクを持って行く（乗る！）
ここまでは決まっている。通知が１年後かもしれないので、本当に時間がかかる作業であり、６に至るのがいつになるのかはまるでわからない。ただ、そこはバイク屋と約束したので、一度だけ乗る。
なぜなら、そこから１年間、無事故無違反であれば、前歴０に戻れるからなのだけど、免停が明けてすぐであれば「万が一そこで１点切られても」１日ずれるだけなので、その日から３６５日乗らなければほぼ同じこと。
さらに考えてしまうのは、そこでフツーに乗れたとして、そのあと、つまり免停明けた後の１年間をどうバイクと向き合っていくかだ。これはふと時間ができるといつも考えてしまう。
いや、乗るべきじゃない！
いや、一ヶ月に一度、駅前に行くぐらいなら
いや、乗るべきじゃない！
大丈夫だよ、きっと
なんて天使と悪魔の激論は常に水掛け論で結論は出ない。これをしばらく続けるんだろうなぁ。
そのあたりは禁煙とは違うけどね。
俺は乗らないライダー！
Ｎｏ　Ｒｕｎ　Ｎｉｇｈｔ　Ｒｉｄｅｒ！
夢のまた夢、そんな先のことはさておき、
いいから、服を脱ぎなよ！