勿論、今は、新型コロナウイルスに感染しないことが一番重要だし、それをクリアしている前提で経済活動を行うべきだ。
が。同時にフレイルに気をつけたい。とりわけ、若いうちから老人になった時のフレイルを防ぐ努力をしなければ。
フレイルとは
2014年に提唱され、少しずつ定着しつつある「フレイル」という言葉は、要介護の一歩手前の状態の事。つまり「虚弱」。慢性疾患と老年症候群の相互に影響して、「健康」と「要介護」の間のグラデーションを「フレイル」と呼ぶらしい。(僕の認識)
フレイルの原因
フレイルは、筋力低下などの身体的要素、認知症やうつなど精神的・心理的要素、独居や経済的困窮などの社会的要素で構成されます。ですから、フレイルの進行を予防するためには、これらの3つの側面から総合的にみて対応する必要があります。
アクティブシニア「食と健康」研究会
で、そのフレイルに老年期に陥らない為に、若いうち(40代とか)から、気をつけていかなければならない。
そして、それをとりわけ注意すべきなのが、このコロナ禍だというのだ。
フレイル予備軍(中年)
虚弱。というのは、
- 加齢により筋力低下
- それにより動かなくなる
- 動かないので食欲がわかない
- 低栄養なので、筋力がますます減る
- より動かなくなり、「動けない」へ。
これがフレイル・サイクルという恐ろしい状態だ。
だが、問題は、このフレイル老人になる可能性を中年期に攻略しておく必要があるにも関わらず、
コロナ禍により「フレイル」に近づいてしまう?!
という危険がとても高まっている中年男女がとても多いのだ。
言われて見ると、うむ、そうかもしれない。
ステイホームの功罪?!
功罪の功の部分は「covid19に罹患しない」という点だよね。罪の部分は、そう、動かないってこと。
それにより
- やる気が起きない
- モティベーションが上がらない
- 本気出さなくていい雰囲気に包まれて自分を甘やかしてしまいがち
- 何かあっても「まぁコロナ禍だから仕方ない」で納得出来ちゃう
- 上司側も「コロナだから叱りづらい」と大目に見ちゃう
- 仕事も趣味も、極めて消極的に陥ってしまう
という事にある。
確かに今の最優先は、この世の中から、正確には地球上から新型コロナウイルスを駆逐することにある。ワクチン開発をみんなが待っている。人類は今まで倒せなかったものはない。全ての夢を実現してきた。空を飛びたいと思えば飛行機を作り、離れた位置でも会話したいと思えば電話を作り、もっと早い時間で移動したいと思えば新幹線を作り、ありとあらゆる夢を実現してきた知的生物だ。なので、この状態はとても忸怩たる思い。
早く、なんとかしてほしい。そして、すぐになんとかなるはずだ。
だが、今は、どうしようもない。だから我慢だ。
そんな精神状態の中で、褒美の飲み会もさせてもらえず、家族の絆ばかりを強めていっても、昭和の日本の「企業戦士」「仕事こそ命」のリゲインビジネスマンの雰囲気とはかけ離れてしまっている。ダメダメな自分を自覚し始めている。そしてそれを受け入れ始めている。
無理にでも積極性を!
これは、自戒です。
自分もそれに陥ってヤバい!と思ったので、公演を打とうと思ったし(延期したけど)、トークライブを再開した。
今まで仕事ばっか頑張ってきたので、そろそろ自由を趣味を満喫したいぜ! 誰に文句言われずに、やりたいことをやりたいぜ!と思っていた時期と重なったこともあり、行動そのものにフレイルになってる。
愛人を作りたいと口で言っているだけで行動に移さない(これはそれでいいがww)。
書くだけなら書ける筈なのに、芝居を書き溜めていない(これは反省)。
新しい仕事を始めようと動こうとしていない(これは予定通りだけど汗)。
次なる面白い試みを発想してやり始める!というワクワクを求めていない(マジやばい)。
ヤバいぜマジで。
みんなも気をつけましょう
俺はとりわけヤバい。コロナを言い訳にして、色々な事をサボっているような気がしてならない。
ジム。クラスタが怖いから行かない(コロナデブ)。
移動。電車より車やバイクの方がいいよね(コロナデブ)。
知人と疎遠に。会えないのだから仕方ないよね(孤立化加速)。
会食出来ない。情報交換が極端に減り、アンテナの感度が極端に悪くなっている(非時代性)。
そんな言い訳の為にコロナはあるワケではないので、もっともっと積極的に「やることをやっていきましょう」。気をつけるべきことを気をつけてやればいいだけ。
家でしか出来ないことを、人と共に出来ない事をやればいい。
その中から「出来そうなことを」「楽しそうなことを」「考えて」「見つけ出して」「始めれば」いいだけの話。そんなの数年前の俺なら絶対バリバリやってたべさ。
それらをコロナのせいにして
俺まだ本気出してないから
みたいなクソはダメですね。動く。張り切る。力漲る。
なんとなく「待ち」の状態、の気分でいる場合じゃねぇぜ!
ってことです。
ふくらはぎの太さに注意
真田教授によれば、高齢者のフレイルは次の3つの観点から多角的に判断される。
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①身体状態:サルコペニア(加齢による筋力減少)やロコモティブシンドローム(運動器の衰えによる移動機能の低下)などに陥っていないか
②社会性 :死別や離別による独居、閉じこもり、孤立
③認知機能:認知症、うつ傾向、転倒不安や歩行への恐怖感
これらの要素を見る限り、フレイルをすぐに我が事と受け止める現役世代は多くないだろう。
ふくらはぎの太さに注意。だそうです。つまり、足をもっと動かして、体全体を使い倒せよ!って事ですよね。とりわけ「精神面」も気をつけたいけどね、自分は。何しろ「やる/やらない」の状況は常に「やる」を選ぶように心がけたい。