岡崎京子「ヘルタースケルター」は「pink」と一緒に買って読みました。
沢尻エリカ主演で映画化
蜷川実花監督で映画となりましたね。その時から「ああ、読みたいなぁ」と思っていたヘルタースケルター。pinkは若い頃に読んだけど、岡崎体験はそこで止まっていた。
読まなかった理由は、「未完」だったからだ。

ヘルタースケルターは未完なのか?
それが気になります。交通事故でかけなくなったので、この漫画は「未完」と言われている。というか、言われていた。だからこれまで読もうとしなかった。なんだろ、「燃えよ!ドラゴン」は見るけど、「死亡遊戯」は見る気にならなかったような感じ。ブルース・リー死んだ後だからね。
だって、途中で終わってるんでしょ?
ってのがあるから、読んだところで、逆に消化不良なんじゃね?とね。
でも終わってます(完結してます)よね。あれ。終わってる(完結してる)って見方でいいと思うんですけど、だめなのかな? まぁ、漫画って「面白いとどんどん続けて」いくよね。で、終わらせてもらえない。ラジオも同じ。サクッと終わればいいものを、結構だらだらやるから、惨めをさらしてしまうケースよくあるね。
とはいえ、「こち亀」みたいに、続けば続くほど、すげー!ってのも時折あるから驚く。
終わらせる自由
そうやって思うと、「終わらせてもらえる漫画家」って手塚治虫以外にそうそう知らない。編集が「続きをお願いします!」ってなるでしょ。「ナニワ金融道」も途中は読んでても「描いてる人がつらそう」ってのが伝わってきたしね。
でも、手塚治虫のように、プロット通りに進めて終わらせられる漫画家がいないと「作品」としての評価は「名作」まで行きづらいよね。「人気漫画」止まり、というか。てか、それでいいのか。
「pink」もバシッと終わらせるからサイコーなんであってさ。漫画でバシッと終わる事あんまないもんね。引っ張って引っ張って、植物人間みたいになって、そんでもって、「終わり」が決まったから「終わらせる」みたいな感じ。「岳」の終わり方とかも、もちろん「形」にはなってたけど、悲しかったものね。
あー、そーゆーふーにしないと終わらせられないかぁ
ってね。まあ、海外ドラマでいえば「ER」もどんどん死んでって(汗)。
漫画家は「いつ終わらせてくれてもいいですよ」と終わらせる自由を与えられている人っていたらすげーな。メッシは「いつでもシーズン終わりに言ってくれれば辞められるよ」という契約だったのに、コロナで「6月いっぱいに言ってないからだめだよ」と終わりにできなかった。
だが、みんな。
人生だけは、勝手に終わらせちゃだめよ
人に迷惑かけちゃうからね。


新品価格 | ![]() |

