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養子縁組して三日後に離縁?

遺産相続シリーズその4

遺産は多少の金額でも相続は大変

相続は大変というのは、大金持ちの家の話だけだと思ってました。正直ここまで厄介だとは。

そもそも、大金を相続するから親族同士で揉める。それが「大変」と言われる由縁の全てだと思ってましたが、そうではなかった。シンプルに手続きが大変。

相続人一覧

そもそも、相続する権利がある者は誰なのか? これを明確にしないとなりませんよね。

で、遺言があれば、それに基づいて、となるけど、法的効力を持たない程度のメモ遺言であれば、法定相続人が話し合って分配することになる。

僕も弟もいがみ合う関係ではないので、まぁ上手くいくべぇ!と思っていたが、相続人同士の関係が如何に良好であろうとも、厄介なことはありました。

その「相続人」に準ずる人が、誰と誰なのか? これを明確にしないとならない。

いや、俺ら兄弟とお袋だけっしょ?

と思ったけど、そうはいかない。なぜなら、他にも父の子供がいるかもしれないからだ。

そう。隠し子とか、過去に認知した子供とか。過去に養子縁組していた子供がいるとか。そういうのを調べないとならない。

役所回り

で、役所を回りまくることにしました。勿論、郵送で請求も出来るけれど、ワケあって急ぐので、直接僕は北海道の七飯町役場に行きました。そこで解決するかと思いきや、その前に函館に戸籍があって、更には、渋谷区にまで。

本籍地を移動すればする程、戸籍は増える。祖母は函館で父を産んだ時に函館で戸主となったのだが、「出生届」を出してから「戸主」となったので、祖母が函館の戸主になるまえ、つまり祖母がそれまで戸籍を置いていた、東京都渋谷区の戸籍が必要となった。なぜなら、僕の亡き父は、生まれた時は渋谷区が本籍だったから。そして直後に函館に移り、そして大沼へ。

まぁ東京だったから良かったけど

なので、日帰り北海道は、七飯町役場と函館市役所をタクシーでかっ飛びながら渡り歩いて戸籍謄本を集め倒すという旅となりました。

でも、残るは渋谷区の役所だけなので、まぁホッとひといき。
だが、戸籍謄本を集めてみたのを見て見ると、おや?と問題が。

養子縁組の三日後に離縁

なんだか判らない。祖父は父を認知した三日後に離縁していた。そしてその四年後にまた養子縁組をしていた。なんだこりゃ? 自分の子供なのに、離縁? そしてまた四年後に戸籍にいれる? どういうことなのか? まるで理解が出来ない状況に。

とりあえず弟に聞いてみよう

こんなのを訊ねられるのは、弟ぐらいなので、今日会うので聞いてみよう。そう、これから遺産相続の為の手続き書類に実印を押印して貰い、印鑑証明を受け取るのだ。そして母が入院している病院に行き、サインと住所を記入して貰う。これで後は僕だけで手続きが出来る筈!

楽にするには

四十九日法要が済んだ辺りから遺産の話、とはよく言うけど、もっと早くしたほうがいいね。まぁ、大変だから。そして死後10ヶ月後が相続税デッドラインなので、意外と時間がない。それがどれだけ少額だとしてもね。嗚呼。面倒。

でも、この面倒を厄介と思い、自分の子供たちの為に、自分の戸籍を今更練馬区に移した所で、俺が死んだ時に倅が北海道の役場に連絡を取らなければならないことは避けられないので、んもー、まー、いーやー。はふーん。