実写版「ムーラン」をボイコットせよ。の動きは香港で高まっているが、アメリカでも嫌われている。馬鹿女優の発言による。
主演女優の発言
映画「ムーラン」はディズニー映画だ。中国の民話をもとにして作られている。一家から男一人を必ず出兵させねばならぬ決まりの中、病弱な父に代わって、主人公ムーランが女性でありながら男装して戦争に行く、という伝説が脚色されて民話化したもの。それを二十年以上前にディズニーがアニメで発表した。ライオンキングの半分くらい。つまりコケた。なので、今回の実写はディズニーとしては「絶対にコケられない」という伏線を一つ。
主演女優が、「私は、香港警察を支持する。私はいくら非難されても構わない。」と公言した。
つまり、香港警察の弾圧を評価するという暴挙に出たのだ。それにより、始まったのが、香港での「ボイコットムーラン」の動き。僕も見ない。そもそも、配信だけだしね。てか、もともとディズニー映画は金を貰っても見たくない。
発言の真意は、くそ。
どうして、女優がこういう発言をしたのか? 理由はともあれ、香港の人たちは激高した。当たり前だ。僕も許せない。
だが、僕にはにわかに信じられないのだ。あの惨状を知れば、香港警察を支持出来ようはずがない。では、なぜ、あの女優は、そんな愚かな発言をしたのか?
それは、中国がディズニーにとって、北米に次ぐマーケットになっているからだ。何しろ人口が多いよね。ハリウッドにとって、中国の映画市場が大きなものになったのは、「アバター」以後。日本の倍以上の興行収入を稼ぐ世界2位のマーケットが中国なのだ。
つまり、女優はその発言により「中国の動員を増やしたかった」のだ。香港が可哀想なんて言い方をすれば、中国全土から「絶対にみるものか」となってしまう。香港市民は見るだろうけど。
つまり、長いものに巻かれただけのくそ女優ではないのか?
アメリカでいまいち
アメリカでもいまひとつの成績となっている。その理由は「ミュージカル部分がない」からだそうだ。
唄も踊りもない「物語重視」のムーランは、アメリカ人の受けがいまいち。スタートから芳しくない。
もともとコロナで二度も延期されてのスタート。最初から尻に火がついている状態ではある。
そうなると、主演女優は、「やべー」と思うだろう。飛躍出来るチャンスなのに!とね。
こうなったら香港の事なんてどうでもいいから、中国の動員を考えなきゃ!
ということ。
恥を知れ。
人として恥を知りなさい。そう思う人も沢山いるだろう。僕も思う。だが、きっと、彼女の言い分はこうだろう。
私だって、生きていかなければならないの!生活しなければいけないの!
ってね。僕はこれから一生ディズニーランドにはいかないし、立ち小便を好きな所にしていいと言われたらディズニーランドにするだろう。
だが、若くて美しい女性から「えー、いこうよぉ」と頬摺りされたら行くけどな。