イニエスタが代表引退。夢見ていた引退ではないけれど。
ダニ・ハルケ
2009年に26歳の若さで急死したエスパニョールのサッカー選手「ダニ・ハルケ」と同世代で知人だったイニエスタは、2010年ワールドカップで決勝ゴールをあげた時に、「イニエスタらしからぬ」ユニフォームを脱いでイエローカード覚悟でメッセージシャツを出した。そこに「ダニ・ハルケ、ずっと僕らと一緒だ」と書かれていた。
それ以降、因縁の相手であるエスパニョールのホームスタジアムに行って「唯一拍手で迎えられるバルサ選手」となった。神戸に移る前のイニエスタが所属していたFCバルセロナというビッグクラブと同じくバルセロナをホームとするチームがあり、それがエスパニョール。だが、クラブの規模は雲泥の差。ピケから「バルセロナのクラブではない」ような言い方をされてカチンと来たり、バルサダービーでは凶暴な試合でバルサ選手を削り倒すたちの悪いチームという印象。だけど、イニだけは別格で愛されている。
ここ一番でキメちゃう
2010ワールドカップも勿論、それ以外にも何かと「ここ一番」で(のみ)ゴールを決めちゃう人、それがイニエスタ。そういう印象。普段の、上手なのに影に徹する姿勢をサッカーの神様は見てくれているってことがハッキリ解って嬉しい。そしてその「印象が派手」なゴールによって、「なんとなく巧い人」じゃなくて生ける伝説に。性格も本当に優しくて素敵。
そんなイニエスタが代表引退を宣言した。そっかぁ。仕方ない。バルサの最後のホーム試合には「ダニ・ハルケ」遺族を招待したイニエスタ。そんなイニに日本が愛されているのは嬉しいよ。
イニエスタのプレイリスト
そんなアンドレス・イニエスタのプレイリストも明らかになった。紹介。
Por la raja de tu falda – Estopa
イニエスタもやっぱり、こういう曲を聴くのかぁ。でも、しゃがれアーティストなので意外(どこまでも優等生としてしか見ていない偏向気味w)。
Como Camarón – Estopa
もういっちょ、同じ人たち。イニエスタがこれをカラオケで歌っているのを想像するとそれだけで面白いんですけど。歌わないか、これは。
Billie Jean – Michael Jackson
まさかのビリー・ジーン?! 驚愕。いや、なんとなく。
何度となく聞いたこの曲も、改めて「イニエスタが普段聞いている」事を意識してちゃんと聞いてみると、別の曲に聞こえるよ、あたしゃ。ふぇぇ。
Cuestión de prioridades – Melendi
おセンチな曲。
あの夜。バルセロナでの最後の夜、みんなが帰った後に、一人で(午前2時)裸足にピッチに上がってボーッとしていた。あの写真を思い出す、この曲のおセンチな感じ。
Cero – Dani Martiín
これもしっとり系。内気な性格の彼らしい。色んな監督に言われてたっけ「お前には熱量が足りない」とかなんとか。十分熱いんだけどなぁ。
La noto – Hombres G
イタリア語だ。「私はそれに気付く」と訳された。へぇ。
・・・全部CD書いたいよ。
一番驚いた写真
銀座線に乗っていたイニエスタ。↓
この画像はホントに驚いた。合成かと思った。てか、この写真をきっかけに、また文藝春秋、読み始めたもの。一時期は阿川弘之サンの文章が読めなくなってから遠のいていたけど(正確には、阿川さんロスよりも、立花隆を読みたくなかった感)。一緒に映ってるだけで、ファンに買わせちゃうなんて、凄い影響力ね。
実は、グラディオラが付けてた腕時計を調べて買いそうになってた事がある僕ですが。
お疲れ様んさ!
ともあれ、イニエスタ、お疲れ様でした。沢山の感動をありがとう。神戸に来るのもバルサ愛。バルサに何十億もの金を払ってスポンサードしてくれた企業の下へ行く。出来るのにバルサの為を思って退団する。全てはバルサの為に。そんなに愛してるクラブを離れて、本当にやっていけるのだろうかって心配で仕方ない。
でも、きっとやっていけるんだと思うよ。だって優等生イニエスタですものね。そして、三木谷さんを喜ばせる事間違いなし。三木谷さんは手順を知ってて素敵ね。ちゃんと手順を踏めばTBSも買い取れたかもしれないのにね(違う)。
個人的には、イニエスタは、バルサ辞めた瞬間に、もんのすごいクソ野郎に変化したりしたら、面白いのになぁと思ってる。例えばTwitterに「けっ、神戸の連中、サッカーヘタクソすぎるだろげっ!」なんて公然と呟き始めたりね。飛田新地通いまくって、性病になったりとかね。マイクタイソンみたいに顔におっかないタトゥー入れ始めたりとかね。ホステスにフェラチオさせながら運転して事故って問題になるとかね。もっと言うと、まるでやる気なくて、神戸での試合にほとんど出ないとかね。
そんなグッチャングッチャンな奴になっちゃえば、僕はきっと、
と思えて、ある意味納得がいくのであります。あり得ないけどね。