売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ(高木瑞穂著)の鮮烈なる事実(しかも最近!)の紹介。

おととし、ソロツーリングで伊勢志摩に行きました。折角行ったのだから、と伊勢神社にお参りしたり、夫婦岩行ったり、伊勢うどん食べたりしました。帰りはフェリーで鳥羽~伊良湖をショートカットして帰った。中一日あったので、ライダーに人気のパールロードを楽しんで走った。的矢郵便局の前を通った記憶がある。その的矢から対岸にあるのが「売春島」だった。え、そんな近くだったのか?何も知らずにツーリングを楽しんでいた。B級スポットにもなりつつあるらしい「売春島」が伊勢志摩サミットを境に「ハートアイランド(島がハートの形をしている)」にイメージチェンジを図らざるを得なくなった、その前は、島全体が「売春」で生活が成り立っていたという驚愕の事実。警察もお目こぼしまくっていた。その理由は? 警察から置屋に身を転じた人、本州からドンドン「稼ぎたくて」売春島に来る女性たち。何より当初は暴力団の男性が色仕掛けで女を落として、「俺の為に働いてくれ、頼む」と島送りにしまくったという恐ろしい事実。それを高木瑞穂さんが、何度も何度も島へ足を運び取材を進める。その執念たるや凄い。そして、その島での物語が、女性達の心の機微が、読後に棘のように残って離れない。最近、文庫も出たので、是非。