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150日免停まで

(#065)沈む朝日

俺は乗らないライダー!
No Run ! Night-Rider!
いよいよ来週、警視庁に出むくぜ!
俺は乗らないライダー!
No Run ! Night-Rider!
ようやく免停期間に入れるぜ!
免停になってこんなに喜ぶ男も珍しいぜ!

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朝日がずぶずぶ沈んでいった。
なんとも悲しいお話です。
朝日新聞は叩かれながらもやはり日本のクオリティ・ペーパーだったのでしょうね。自分も、こんなにショックを感じるとは思いませんでした。なぜ、自分は信奉していたのだろうか? その理由を手繰ってみた。
おそらくこれだ。
生まれ育った高円寺のテラスハウス(長屋)に家族四人で住んでいた。貧乏だったが、二階を下宿で貸していた。そこに早稲田の学生さんが下宿していて、その人がいない時に「朝日新聞」から通知が来ていた。なにやら就職試験の結果のようだ!と親父は思ったが、その学生さんの実家に問い合わせても、連絡がつかない。どうしたものか。俺の親父が仕事を休んで朝日新聞に出むいて行った。「こういう郵便物が届いたのだが、本人が卒業旅行なのか何なのか連絡がつかない。もし合格ということであり、その返事の期限があるのであれば、ぜひ待って貰えないだろうか」
結果、親父はこの早稲田の学生さんで僕に勉強を教えてくれたりしたお兄さんから感謝されることになる。合格していたのだ。親父は「天下の朝日新聞の入社試験に合格したのにそれを反故にするようなことになってしまっては、可哀想だ」と。親父が挨拶程度しか交わさない下宿生の為にそこまでしたのは、それはやはり「朝日新聞」だったからだろう。そして、この時より、俺の中で朝日信奉が始まったのだろう。
自分でも気づかなかったが、きっとそうだ。これまで何度もスポーツ新聞や日経と併読したことはあるが、朝日を切らした事はない。だが、もうすぐサヨナラだ。また他紙を見て戻ってくる可能性はあるけどね。
あまりにもだらしない状況だけれども、何が原因なのかは解らない。適当にすぎる。
表立ってこない所で、「ネットに負けているのだから、なんとか売れることをしろ」と言われていて「売れる惹句」で見出しをつけよう!としなければいけないムードがあったのだろうか?
馬鹿な社員が点在するような体たらくだったのかなぁ。どこかで全体を支配する慢心があったのか。なんだかもはやわからない。大丈夫、また立派な仕事を積み重ねて、天下の朝日が戻ってくるだろう。ただ、もういいや。さよなら朝日、またきて四角。野田秀樹を怒らせた「AERA」の「放射能が来る」の表紙を見た時から、そーゆー気持ちにはなっていたよ。残念だなぁ。名人戦も手中に収めたのにね。
僕に勉強を教えてくれたあのお兄さんは朝日で働いているのだろうか。そしてそうだとしたら今何を思う。
俺は乗らないライダー!
No Run ! Night-Rider!
俺の免停は時が来れば必ず解決するけど、
朝日の失墜はいつまでだろう?
俺が免停通知が来て嬉しいのは、
通知までの期間で間違って乗ってしまって
間違って切られてしまって、免取にならずに
すみそうだからだぜ、ライダー!!
免停ばんざーい!

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「(#065)沈む朝日」への1件の返信

私も朝日がいちばん好きなんですよね〜(声欄に何度も載ったことあります 苦笑)。
言われているほどイデオロギー臭もなく、主要ニュース以外の記事も面白いし。
でも、今どき「新聞が世論を形成する」なんてことがあるんでしょうか?
あの小学生新聞並みの活字の大きさとオピニオン欄の年齢の高さをみるに、主要読者は老人層と思われ、それがどこまで世論に影響を与えるかということなのですが。
まぁこれを機に、真のジャーナリズムに目覚めてくれれば、まだ雨降って地固まる余地はあるかもしれませんね。

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