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150日免停まで

(#015)集団的自衛権を憂い焼身自殺?

俺は乗らないライダー! No Run ! Night-Rider!
火曜日バイクが届くぜ! でも乗らないぜ!
なぜなら、免停百五十日が確定しているからだぜ!
なぜ確定だって? もう罰金を振り込んだからさライダー!

本日日曜日の午後、新宿のルミネで焼身自殺があった。
男性が歩道橋の欄干(?)のような所に安座して拡声器で何かを叫び(それがどうやら集団的自衛権への反意らしい)、そして


焼身自殺。下から放水しているのも不思議な光景だ。その後の大雨があれば、消えたかもしれないのにね。焼身自殺って大雨だと辞めるのだろうか。「訴える」意味が焼身自殺には強いけど、これもどうやらそういうことらしい。
sensou.jpg確かに日本は今、強烈な過渡期にある(というより過渡期にされてしまった、一人の首相に)。でもそれは決して悪い事とは思わないんだ。第九条を調べてみるとなるほど経緯を見れば、変えたがる人の気持ちもわかる。
もともと敗戦処理として
・天皇陛下をどうするか?
・武力放棄をどうされるか?

というのがマッカーサーの二大課題だった。他の国は天皇陛下に極刑を望む意見もあり、それらを納得させることを優先させると日本の復興は無理だし日米関係もこじれる。首尾良くやるにはどうすれば?
僕が読んだいくつかの本を自分なりにまとめてみると、現行憲法はGHQに押しつけられたのではなく、幣原重喜郎がこっそりマッカーサーに提案したもののようだ。幣原は自分がこういう提案をした事が国(日本)にバレると「なにやってんだぐおらあああっ!」と叩かれる事を解っていたので、マッカーサーから言われたことにしたかった。マッカーサーは渡りに船とばかりに「天皇制を残しつつ、武力放棄(第九条)」に乗っかった。
鈴木貫太郎、幣原、吉田茂は「いったん、武力を放棄することで、その後のアメリカが主導する戦争には派兵しない!」道を選ぶ為に、そして「天皇陛下を守る」為に、肉を切らせて骨を断つ案を実らせた。それが現行憲法のようだ。なにより「とっとと主権を回復させられそうだ」。武力云々は、その後、完璧なる主権が回復してから憲法改正していけば良い。そういう考え方だった。しかし、日米安保の永久関係を求めるアメリカを狸吉田のように操れる上手な外交を持ち前とする首相が出てこず、今に至る、のかな。
shudanteki.jpg僕が無理矢理改憲派にスタンスをとって考えてみるとそういう「もともと仮ごしらえなんだからさぁ」という部分を理解出来る。そして、「主権があるようでないよね?このままアメリカの従属国でいいのかい?」というのも納得がいく意見。
だが。だ。だが、鈴木貫太郎も吉田茂も、まさかここまで長引いて憲法改正がない時代を送るとは思っていなかったのではないか。そして、ここまで長引いてしまったんだから「変えづらくなっている」のも確かだ。でも、まるで変えないのでいいのか?というのも理解出来る。
アメリカがおっぱじめたベトナム戦争に派兵させられた韓国とかは(タイガー作戦だっけ?)、これまでもこれからもベトナムから恨まれる。そんなのよりはずっとマシであり、敗戦処理をした首相たちに感謝していい話だ。
tokuteihimitu.jpg変えるべきなのか、どの程度なら変えていいのか。それとも変えさせちゃ駄目なのか? 変えない場合は「従属国」のままでいいのか? 米軍は永久に日本にいていいのか? スノーデンみたいなスパイが日本の各地で諜報活動し続けていいのか? 色々と今の僕たちは考えなければならないことが沢山あるよね。
だが、俺は乗らないライダー! No Run ! Night-Rider!
焼身自殺をするほど、思い詰めてはいないぜ!
本日なくなった意思に正直な自殺者よりも、
甘っちょろい考えかも知れないけれど、
国を憂う気持ちはこれでも持ってるぜ!
俺は乗らないライダー! No Run ! Night-Rider!
彼の思い悩んだ気持ちの混沌に比ぶれば、
俺の百五十日免停なんて屁でもねぇぜ!
俺は乗らないライダー! No Run ! Night-Rider!
電車移動で足腰鍛えようぜ!

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