hostsファイルというのは、ホスト名のIPアドレスを記載する設定ファイルの事ね。そうそうイジる事はないんだけど、時折、変更の機会が訪れる。
hostsを書き換える時とは
hostsを書き換えるのは、僕の場合は、新サーバーへの移設の折だった。てか、とてもホットな話題。ここ数週間、ずっとこれで苦しんでいた。だから、暫くブログも更新出来なかった。マジ泣きそうだった(汗)。
自分の会社が契約しているレンタルサーバーが、「とっととSSL対応にしなきゃ!」という世の中の趨勢に従って(というよりgoogleに作られた感否めず)、新サーバーへの移行を促し続けて早2年。それをずっと放置しておいた僕がいよいよ「9月には変えますからね」と言われてしまった。うげげ。
言って見れば、賃貸借で部屋を借りてるけど、「建て直すから出てってくれる?」を「うっせーな」と無視し続けていたけど、いよいよ「解体作業はいりまーす!」と工事現場主任の声が外で聞こえて
となっているような感じね。
新サーバーへの移設
まず、新サーバーへの移設ってなんじゃらほい? よくわからないので調べてみると、ふむふむ。成る程。ようやく理解。つまり、phpのバージョンが変わり(イーカンジになる)、SSLを無料で可能にしてくれる(ちょいと技術と勉強も必要だが)って具合だ。そりゃその方がいいべさ。
なので、新サーバーへ移設はした方がいい。それは理解した。
だが、ただ引っ越しだけでいいのか?
という問題がある。
新しく買ったPCで、前のPCで使ってたアプリケーションソフトが動かない!なんてことはよくある。あれと同様な事が当然起こりうるだろう。調べてみた。
当然色々問題があるようだ。ああ怖い。だが、立ち向かうしかない。
hostsで新サーバーの様子を確認する
旧サーバー(その時の現行の)に置かれているブログその他サイトは、当然、その時の世界中からアクセス可能だ。そして、新サーバーへの移設をすることで、新サーバーの方に同じものとして用意しておいたサイトにアクセス出来るようにする。
ネームサーバーの変更もしなければならない。ネームサーバーの変更。それは、「155.7.144.222」みたいな奴IPアドレスってのがどのサイトにもPCにもあってさ。それで「中傷」した奴を逮捕したりもできるワケ。にちゃんねるも、警察にIPアドレスの提出を求められて一時期ことわって揉めたというような古き良き時代もありましたが。
で、そのIPアドレスを独自ドメインとかに置き換えて、この「miyacolor.info」と入力されたら、「このIPアドレス」に行かせてね!」という設定がネームサーバの役割ね。同じサイト名でも、旧サーバーと新サーバーでIPアドレスが変わるので、その変更を、郵便局に住所変更届をするように手続きを踏む。
だが、移設準備期間中はそれは叶わない。なぜなら、移設準備している最中にネームサーバー変えちゃったら、動作確認出来ていない新サーバーのサイトに地球上からアクセスされてしまい
になっちゃうからね。
そこで、新サーバーの動作確認がhostsの書き換えで可能になる。のであります。
hostsの役割(ローカルだけ)
まず、PCにあるhostsというファイルに
155.43.243.222 miyacolor.info
というようなの(IPは適当です)を書き加える。そして保存する。それだけ。
そして、ブラウザを再起動すれば、「miyacolor.info」と入力した場合、旧サーバーではなく、新サーバーの(つまりhostsで指定した場所)にアクセス出来る。というか、このhostsの状態だと、miyacolor.infoと入力したら、新サーバーへしか行けなくなる。そしてそのディレクトリ以下のファイルも全て新サーバのものとなるので、確認が出来るのだ。
そして「ちゃんと動いているな」というのが新サーバーで確認が済んでから、「移設完了」ボタンを押す。これを押すのがとても恐怖。なぜなら二度と戻れないのだからね。
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
●Windows 8 / Windows 8.1のhostsファイル
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
●Windows 7のhostsファイル
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
●Windows Vistaのhostsファイル
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
hostsファイルは↑ここにある。
ファイル名を指定して実行
hostsはどうやって買い換えるのか? まず、ウィンドウズの場合、「ファイル名を指定して実行」で、「(例えば)C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts」こんな感じで入力する。僕の場合は、Windows8.1なので、こうだけど、別のOSなら、それぞれ前述の場所を指定する。
すると、このファイルを「どのアプリケーションソフトで立ち上げますか」という話になる。
何故か?
このhostsというファイルは「拡張子」がないからだ。ファイルは、「rec221.wav」とか「sexsex.doc」とかファイル名と拡張子が「.」によって分けられて両方存在する。
だが、hostsは「拡張子がない」。
そもそも、拡張子というのは「この拡張子はこのアプリケーションソフトで開こうね」と決めているものなので、拡張子がないという事は「何で開きますか?」になるわな。
で、テキスト編集が出来るエディタ(メモ帳とか、秀丸エディタとか)で開く。
すると中身が見られる。大した事は書いてない。だって、今まで使った事がないんだから。そこに。
155.43.243.222 miyacolor.info
とかを書き足して、上書き保存する。
注意すべきは、IPとドメインの間は「半角スペース」であること。
で、保存してブラウザ再起動で表示されるはず。
だが、僕の場合は反映されなかった何故だ?
調べる事に(次頁に続く)。