子供が働きに出た。6月からビデオではなく物理的に出社。
始動
下の子は大学に進学し成人する。
それは、コロナ禍でも、安息をもたらす。
収入が激減しようが、さほどへこたれない。
助かる、助かる。
家族とはそういうものね。
で、まったりする中、新聞に月一で、谷川俊太郎さんが新作の詩をおろしてる。おお。これは、素敵だ。
今朝のを紹介します。あぁ、素敵。
疑う人(谷川俊太郎)
疑う人は
本当は信じたいのだ
この世の何もかも
だがいつも疑ってしまう
鏡で眼を見ると
邪気がある
そんな自分を疑う
疑う自分をまた疑う
疑う人は散歩に出る
小さな公園のベンチに座る
ぼんやりする
自転車が通り過ぎる
紋白蝶が飛んでくればいいのに
と思ったが
代わりにヘリが飛んで来た
疑う人はへこたれない
信じたい自分は疑わずに
疑う人はうちへ帰る
(朝日新聞より)
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