何しろルーティーンが嫌いだったということに気付いたのは、本日終演した「トークライブ」大塚カル~クAfternoonのテーマ決定した後でした。
そもそも、同じ事を繰り返す事が嫌いだから、フリーターの道を選んで就職活動をしなかったのに、意外と同じ事ばかり繰り返しているのは、近い人からは「予想外だ」と言われます。だけど、芝居は(今日のパンフにも詳しく書いたけど)毎回、内容がゼロから組み立てる新鮮さがあるし、キャストも「同じ顔ぶれを使い続けなければならない」ということがないので、新鮮さを自分にもたらすのはそれほど難しい事ではない。とりわけ僕は魅力的な役者に恵まれている方だと思うしね。
芝居作りの楽しさはそこにこそある。毎回、更地からすべてを用意して行く作業。とても楽しい。自由に創造していいと許可を受けるありがたさ。制約がない。大抵の事って制約がある。でも、芝居にはない。いや、あるっちゃああるんだけどね、劇場サイズとか役者が出来る事出来ない事、使える予算その他諸々。しかし、そんな制約を制約と感じない程の楽しさと自由があるので、芝居を書いている時が一番幸せだ。もっともっと書きたい!やりまくりたい!と思っていたのが少し前の自分だけど、なんだかある程度自分を焦らしてからその自由を与えた方が有り難みがあっていいかな、なんて自分を待たせてるのが最近です。ルーティーンで5月9月と決められた劇場で決められたタイミングで芝居を書いていた時期とは少し様子が違う。
その中でも、好きでも嫌いでもないルーティーンはあるはずで、きっと今日のライブではそういう所を出せばヨカッタのだろうというのは、後で気付いた事。