かっこつけるのが嫌いで逆にちょっとお間抜けぐらいでありたいと思っている性分なので、「ほ通り六番の柱がないので」等といったタイトルで芝居を書いたりしていて、歯切れを悪くするといった事を続けていた時期が長く、劇団名も覚えづらくかっこ悪いのがいいだろうという理由でそう決めたのも覚えている。こうも何度も何度もラジオの番組で名乗るとは思っていなかったので、複雑な心境ではあるけれど(しかも、僕が決めた劇団名ではない)。
だけんども、昨日紹介した「彼女は頭が悪いから」は実際のフレーズからとっているもので、深い。だが、今日紹介するのは、どうだろうという(汗)。感情的になりすぎていて逆に読む側が冷静になれる。
幻冬舎の
「生命保険はヒドい。騙しだ」
というタイトルの新書が出てて、丁度、保険見直し本舗に行く前日だったので、買って読んだ。といっても、丁度1時間ほど時間を潰さねばならず、この1時間の間にやることは、新しい財布を買う事、以上、だったのだが、すぐにいい財布を買う事が出来たので、慌てて本屋さんに言って、55分だけ喫茶店で読むに相応しい書籍を探してこれにした。新書はすぐに読み終えるからね。これもそう。なので、内容がぶちまけブログのようなものであっても、別に大丈夫です。解った上で買った本なのでね。これまでもっと高尚な事が書かれているのだろうと思って買ったら、逆にただの自慢話で、ガッカリしたことが何度もあるので、解っているだけ問題はない。
副島隆彦著。腰巻きには「私が本当にバカでした」とある。バカ続き。
読むと色々解る。かな。と思ったけど、それほど解らなかった。というより、わりと知ってる事だった。福島さんは、本当に知らなかったみたいで、すんごく怒ってる。掛け捨ての保険はその分保険が充実してるんだけど、その分貯蓄型にはなってない筈で、そういった特約中心の保険が時代に求められている。その辺りをご存じないようで、本当に怒ってる。その怒った上でのけんか腰の保険会社とのやりとりを物見遊山で読むのが正しいページのめくり方のような、そんな新書。
いやいや、それも解った上で買ったのだけどね。
詐欺かどうかは別にして
転換を詐欺といい、見直しを理解できないといい、主契約が少なすぎるという。
金融評論家だから、本当に悔しかったのでしょう。そんな鼻息荒い勢い文筆。
読む事で何かの知識を得られるかというとそうでもない。グーグル先生に聞いた方がハッキリ解るし時間も効率的。
でも、氏は怒ってる。払い続けた生命保険がいよいよ何も残らず、死んでもお金が入ってこないと知って憤怒の川を渡ってる。
気をつけるべきこと
僕が思う気をつけるべきことをいくつか。
50過ぎたら見直そう。
まあ、おそらく30代ぐらいで、結婚して子供も出来るし、生命保険入ろうよということになったでしょう。受取人はパートナー。それでいい。それが普通。だけど、子供が小さいのだから、妻が仕事をやめてしまったのだから、とかそういった理由で入っているので、子供がある程度大きくなったら、そして、家のローンとかも目処が立ってきたならば、いよいよ見直す必要がある。見直さないと残念な事になる。
言うなれば、新車で買った車の車両保険に200万で入ったものの、10年乗ってるのに、まだ車両保険200万で入っているようなそんな残念さである。
特約中心なのはまぁいいじゃないか。
主契約というのは、生命保険の、死んだらいくら?という部分の事のようで、それ以外の「特約」ってので、色々つける。それは大抵掛け捨てなので、覚悟しておこう。だけど、掛け捨てだろうが、入らないとならないのが保険なので、しっかり考えて家族で相談して決めましょう。テキトーにやるものではない。
同じ保険内容を受ける為に返戻金を割り当てちゃうパターン
返戻金なんてものがあったりして、多少戻ってきたりするのね。でも、特約中心の保険は、その戻ってきたお金を次の十年で月々の保険金にプラスして掛け金とさせる場合が多い。このからくりはしっかり把握しておこう。
癌保険である条件を満たしたらいくらの保険金が下りるっていうのに加入したとしよう。で、月の払いが1万円だとする。
十年経ったら、いくばくかのお金が戻ってきた。その戻ったお金を次の十年分の上乗せ分として加えて(つまり返さないで)、掛け金は変わらないのに、保険金を上げるというカラクリで続けさせる。この辺りを著者は怒ってる。
だが、これも理解していればそういうものみたい。
癌保険とか医療保険系は、解る通り、年を取ればとるほど、「罹りやすい」ので、掛け金は上げて貰わないと保険会社は困る。だが、あげてしまうとアメリカのサブプライム問題みたいにワヤヤな事になるので、そうはしたくない。でも、返戻金をそのまま順当させれば、月々用意する掛け金が変わらないけど、お金を多くせしめることが出来、尚且つ、年を取った被保険者でも同じ保険を受けられる。
で、著者は、その手のパターンで、少しずつ上がっていって、68歳になって、同じ保険を受ける為には、月々16万円払わないとなりません、ということを知り、激高した。
保険内容を弱めるパターン
掛け金を上げない代わりに、(返戻金がない保険)、保険内容を軽めにしていくパターンもある。同じ保険金額はどんどん年を取る被保険者に対して同額で保証できようはずがない。なので。
ここは、多少考えれば解る筈なんだけど、全部が掛け捨てだったことに怒り心頭に発しているのが著者。
共済も候補に。
今、僕も丁度、見直しています。考慮中。
豪ドルで主契約がふっといのに入ろうかと思ったが、そんなの要らないや、と思って(まず、損金にならないから税金対策になってない。次に保険金はよく「葬式代」ぐらいになれば、と言うが、それはidecoとかやってりゃいい)、やはり特約中心の保険で調べている最中です。
そもそも、自分はあと何年、保険金が必要なのだろうか? 正確には自分の家族はあと何年、俺を当てにして生きていく事になるのだろうか? という問題なので、子供が大学に入ったんだから、ほんの数年なんじゃねぇか?と甘ったれて考えている僕。とっとと遊びたいモード(笑)。
だけど、やはり特約は入っておいた方がよさそう。急に癌になったりとか、往々にしてあるからね。
だが、その特約中心の保険に加入するにしても、生命保険と、共済制度のどちらを選ぶ事が出来るよね。
共済ってのは、こくみん共済(全労済?)、都民共済とか。コープ共済とかいくつかある。
保険見直し本舗は「生命保険」しか取り扱ってないので、共済は勧めてこない。だが、共済の方が安い場合も多い。1割から2割ぐらい安いとされている。
その理由は何か。
生命保険の色々な金額は法律で「決め方の決まり」がある。多少の差の部分が1割から2割なのだ。
多少の差、とは、そう。保険の叔母ちゃんのお給料分なのだ。
経費も加味した上で、それらの総額から起算して保険金額などが決まる。
共済は保険のおばちゃんをほとんど雇っていないので、その分経費が安くなり、その分保険料も安くなるワケ。それが共済。
逆に生保は、保険のおばちゃんが沢山いるよね。その人たちの給料も経費に入れるから、保険料が高くなる。だが、これはあくどいワケではなく、経費がそれだけかかっているから、というだけの事。ズルいとかではない。
共済は間違いなく安いのか?
では、共済は間違いなく生保よりも安いのか?といえば、そうでもない。ものによる。
では、圧倒的な違いは何なのだろうか?それは、
「安い保険がない」のが生保
ってこと。
例えば月々の掛け金が1300円で済む保険なんてのは生保レディは扱わない。生保そのものがそういう商品を用意していない。なぜなら、そんなのの説明で生保レディが動いていたら回っていかないからだ。ある程度、高額の商品ばかりを用意してそれを売りに出す。
知らない人は、生保レディが教えてくれているのだから、いいんじゃなかろうか?と思って加入する。すると実は「ありゃ、都民共済でいんじゃね?」なんて事に気付く。
まとめ
なので、僕はいい年齢になったので、生保を見直します。そういった事をちゃんとやらないと後で後悔しそうで。まぁ、後悔は後でするものなので、後で後悔っておかしい言い方だけどさ。前以て後悔しておくのも違うな。
そもそも、ビジネスオーナーと思われている社長の僕だけど、負債はないし、サンチャン産業なんで、会社で借金はしていない。今は取引先に手形で受け取る事もなくなってきた。ということは、いよいよ保険が必要ないのではないか?って事よ。
俺しか出来ない仕事をしているとはいえ、例えば病気になったら、会社が急激に火の車になり、不当たりだしてとんでもない事になるのかっつうとそんなことはない。ただ、今の自分の収入がなくなるだけだ。ということは、ダメージはそれほどない。まぁ、貰えるものが貰えなくなるというだけだ。
なので、保険がどれだけ必要なのか?ってことでいえば、必要ないんじゃないだろうか?という気持ちになってくる。いや、それはおかしいから、ちゃんと計算し直して、ちゃんと見直すけどね。
時代によって、保険は色々な商品があり、しょっぱい時期に契約した人は悲しい思いをするけど、美味しい時期に契約した人は「大事にすべき保険」に入っている事になる。
それでもやはり、年齢によって、人生のフェイズによって、考え直すべきであり、そのタイミングを逸してしまうと、この新書の著者のようになる可能性がある。
ちなみに、主契約をドル建てとか豪ドル建てでやると利回りがいいから、返戻率が100%越える商品もあるよ。損金扱いにはならないから節税にはならないだろうけど。なんて、今まさに勉強中の事を書いてみた。これからまた検証する。時間の範囲で。
新品価格 |
番組を一緒にやってるスタッフが緊急入院したので、明後日の生放送は一人足りないメンバーでやることになった。言い古された言い方だけど、体は資本ね。うむ。