(#157)アメリカンスナイパー

いよいよ26日に初日を迎えるのが「耳に息」公演です。不倫を描いた作品は、やはり願望がほとばしっているのだろうけれど、若い女子に略奪愛を演じてもらうと、興味深いものがたくさん見えてくる。恋愛そのものよりも、想像力というものが礎になっているタイプの役者もいるし、経験をそのまま糧にして磨きをかけるタイプの役者もいる。
オペレートに徹する本番なので(開演前は表とかチョロチョロしてるけど)、客席から舞台を見られないので、それは残念ですけれど、お客様に見てもらえればそれで本望と思わないとね。
そんな稽古の日々ですが、行き帰りの通勤電車で文庫本の「アメリカンスナイパー」を読みまして、おもしろかったのなんのと。それがね。


ここのブログを書こうかと思った理由でもあるのですが、
アメリカで一番人を殺したスナイパーに認定された男の自伝なのだが、家族よりも子供よりも国を愛していたために、戦争にすぐに行っちゃう。
遠距離恋愛と同じく、ずーっと夫を愛し続けた妻は子供を育てながら戦火にまみれるダーリンを待ち続ける。待って待って待ち続ける。そんな中、待ちすぎて、怒ったり嫌いになったりし初めて来る。この不思議。
そうです。僕も待ちすぎてバイクの事なんかどうでもよくなりかけていた時期も(わざとそうなるように自分を仕向けた向きもあるが)ありまして。去年は3月に客演してその後12月の奈良俊介さんのほぼ一人芝居「Wobble_Boy」まで公演の予定を入れていなかったので、もうなんというかバイクに乗れない事しか頭になくて死にそうなくらい苦しかった思い出があり。
生活はいきなり不便だし、すぐ疲れるし電車は本当に移動が大変だし、大きな買い物をしても持ち帰れないし、いつも大きな鞄を抱えて歩く事になるし、自転車駐輪場の閉まる時間までに駅まで戻らないとならないから、門限があるシンデレラみたいな立場で、それはそれは窮屈です。
仕事したくてもできないという。
だが、そうです。もうすぐです。いよいよです。
きゃほーつ! 待ちに待った12/7がもうすぐとなりました。ああ、嬉しい。バイク乗れる。車も乗れる。乗りまくってやる。出所した男が恋人のカラダの上に乗りまくるように乗りまくってやる。とりつかれたように乗りまくってやる。もはや新車ではない新車に乗って、カバー掛け続けたからハンドルのゴムが溶けてしまったバイクに乗って。蜘蛛の巣が張っているタイヤを掃除して。バッテリーのチェックをして。折れたブレーキレバーを直して。結局乗らないまま1年たったのでエンジンオイルを変えて。乗ってないけど、だからこその一年点検をして。
まずはどこへ行こう。君に会いに行こう。
俺は乗らないライダー!
No Run! Night-Rider!!
もうすぐ乗れるぜ、ぶぶんぶん。
アメリカンスナイパーも最後は妻と仲直り。
まずはどこへ行こう。君に会いに行こう。

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